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君のなかで|詩


「君のなかで」

まだ彩のない君を抱いた夜
空っぽだった瞳のなかに
朝露のように芽吹いた陽だまり

オレンジとグレーの霧が
交ざりあうように身体を撫でゆく

終わらない夜は
その唇に別れの予感がする
僕のなかに溢れる想いは濡れて
ただ、
君を守りたい
追われる夜に抱かれながら

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