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61 生きづらさを自責するか他責するかについて

 人は誰しもしんどいときがある。しかし一定数の人が人一倍行きづらさを感じていて、精神疾患に陥ったり最悪命を絶ったりしている。

 生きづらいと感じている人がどうして生きづらいかには様々な原因がある。生まれ、育ち、肉体的なハンディキャップ、精神的なハンディキャップなど様々だ。

 うつ状態になったり自ら命を絶つような人というのは概ね生きづらさを自分のせいにしているからだろう。ただいつもその人が謙虚であったか、ということとイコールではないが。
 一方生きづらさを他人のせい、社会のせいにするような人は病気になったり命を絶ったりしない(わずかに例外はあるかもしれんが)。というか他人や社会のせいにした段階で生きづらさのかなりの部分が解消されていると思われるが。

 自分自身が潰れないためにも他責をした方がいいのだろう。ただ他責ばかりだと人が遠ざかっていく。手助けしてくれそうな知人はさじを投げ、親兄弟からも遠ざかれ、やがて行政とか福祉の人ですら煙たがられるような存在になってしまう。

 確かphaさんが『しないことリスト』という本で「自己責任は50%、自分ではどうしようもないことが50%」と述べておられたが、おおよそこれでいいと思う。人によって自己責任が40%だったり60%だったりするだろうが、まあとりあえず半分に考えるのがわかりやすい。

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