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映画「宇宙でいちばんあかるい屋根」


 血が繋がってるだけが家族じゃない


 今回、映画「新聞記者」や「ヤクザと家族」を手掛けた藤井道人監督の作品、「宇宙でいちばんあかるい屋根」を視聴させて頂きました。

 とても良質な映像体験をさせて頂きました。


①【内容】
 
 14歳のつばめは、隣人の大学生・亨にひそかに恋心を抱くごく普通の女の子。

両親と3人で幸せな生活を送っているように見えたが、父と、血の繋がらない母との間に子どもができることを知り、どこか疎外感を感じていた。誰にも話せない思いを抱える彼女にとって、通っている書道教室の屋上は唯一の憩いの場だった。ある夜、いつものように屋上を訪れたつばめの前に、ド派手な装いの見知らぬ老婆が現れる。その老婆「星ばあ」がキックボードに乗って空を飛ぶ姿に驚きながらも、不思議な雰囲気を漂わせる彼女に次第に心を開き、恋や家族の悩みを相談するつばめだったが……


②【映像体験】
 
 今作はまるでプラネタリウムを見ているかのよう。

作中、空・家・人が8:1:1の割合で作られているところもあり、空に映像の焦点を当てていることが素晴らしい。


③【清原果耶さんのみる世界】

 今作自分が感じた点としてもう一つ挙げられるのが、目線です。
作品自体がつばめの見る世界を映像に落とし込んでいる。彼女が見る風景、目線、空気感が映像から伝わってくるのが素晴らしい。

さすが、藤井監督と思った。


④【まとめ】
 
 今作のメッセージ性として藤井監督がおっしゃっていたのが

 “自分の周りの人のことをもっと理解してあげら     れる。肯定してあげられるような世の中になって欲しい”

 神秘的な映像体験や自身の教養を上げてくれる点から素晴らしい作品だと感じました。


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