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睡眠中にうなされる原因と改善方法とは?

睡眠中にうなされて起きてしまったことはありますか?

何かに追われる夢や危ない目に合う夢を見たときにうなされた経験がある方も多いと思います。

うなされる理由には日中のストレスや病気などが原因としてあげられます。

今回は、睡眠中にうなされる現象についてくわしく解説していきます。



寝ている時にうなされている状態とは


うなされている状態とは、睡眠中に苦しそうな声や表情をしていて不快な気分になっている状態です。

なかには、自分の叫び声や寝言で起きてしまうこともあり、眠りが中断されるため、睡眠の質が悪くなってしまいますよ。



うなされる原因


悪夢

悪夢を見ている間は夢と現実の区別がつかなくなり、恐怖でうなされることがあります。

悪夢を見るのはストレスの現れの場合があるので、日頃のストレスが強すぎていないかどうか気を付けておく必要があります。
また、うつ病や統合失調症などの精神疾患を患っている方は悪夢を見やすいと言われています。

悪夢を見るのが怖くて眠れなくなり、睡眠障害を引き起こしてしまう場合もありますよ。
また、精神疾患の治療薬には副作用に悪夢がある薬があります。

副作用で悪夢を見てしまう場合には、薬の種類を変えることでよくなる可能性がありますよ。


てんかん

てんかんは、突然意識を失う発作を繰り返す病気です。

脳の神経細胞の一部が突然異常な電気活動をすることで発作が起こります。

てんかんの発作では、夜にうなされる症状が出ることがあり、夜驚症との判別が難しいことがありますよ。



夜驚症

夜驚症は幼い子どもに見られることが多く、寝ている間にパニック状態になって叫び声を上げたり泣き出してしまったりする症状です。

怖い夢にうなされているという可能性もありますが、本人はパニックを起こしたことを覚えていない場合が多いですよ。

症状では叫び声のほかに、目を見開く・多量の汗をかくなどがあります。
子どもの夜驚症の場合はベッドから逃げ出すように落ちてしまう可能性があるので、布団に変えることや寝室のドアは閉めておくなどの対策が有効です。

夜驚症は成長とともに症状が落ち着いていくことが多いので、治療の必要はない場合が多いです。



こんな症状には注意を


ストレスが原因でうなされている場合には注意が必要です。

ストレスで睡眠の質が下がってしまうと、疲労が取れなくなり、日頃の疲れが溜まってしまいがちになります。

脳の疲れを取れない状態が長引くと、不眠症やうつ病などの精神疾患になる可能性がありますよ。

・寝つきが悪い
・睡眠の途中で目覚める
・早朝に起きてしまう
・熟眠感がない
・毎日のようにうなされる
・1日中ゆううつな気分が続く
・前は楽しめていたことに興味が持てない
・疲れやすくだるさを感じる
・食欲が低下または増加している

このような症状が2週間以上続いている方は、心療内科やメンタルクリニックの受診をおすすめします。



うなされる原因に対する対処法


ストレスでうなされている場合には、ストレスの原因を取り除くことが最適ですが、その原因が仕事などの場合はやめるのが難しい場合がありますよね。

その場合はストレスを別の作業で発散させることが大切です。

趣味に没頭する時間をつくることや、運動などで汗をかくこともおすすめです。

ただし、ストレス発散で寝る前にアルコールを飲むと、睡眠の後半で睡眠の質が低下してしまいます。



安眠できる方法


安眠のためには、規則正しい生活とリラックスすることが大切です。

ここでは、安眠できる方法について3つご紹介します。


リラックスできる音楽を聴く

寝る前に意識してリラックス状態にもっていくのはなかなか難しいと思うので、五感でリラックスできるように工夫することが大切です。

ゆったりしたクラシック音楽や自然音のBGMを聴くことで、脳がリラックス状態になりやすいですよ。

音楽の選び方のポイントは、テンポがゆっくりしていて落ち着ける音楽を選ぶことです。

激しい音楽や歌いたくなる曲を選ぶと、脳が覚醒して寝つきにくくなってしまいます。



香りでリラックスする

五感の中でも嗅覚と脳はダイレクトにつながっているので、香りを嗅ぐとリラックス効果を実感しやすいです。

寝室で好きな香りのアロマオイルやエッセンシャルオイルの香りを嗅ぐことで、リラックスしやすくなりますよ。
寝る前には定番のラベンダーや柑橘系の香りがおすすめです。



寝具にこだわる

リラックスして安眠するためには、季節に合った寝具を使うことが重要です。
たとえば、夏の暑い日に厚めの毛布や羽毛布団を掛けて寝ると、汗をかいて目覚めてしまいますよね。

日本は季節によって気温と湿度の変動が大きいので、季節ごとに寝具を変えることをおすすめします。

また、自然素材などの触り心地のよいカバーを選べば、布団に入ったときに癒されてリラックスすることができますよ。



まとめ

今回はうなされる原因と改善法についてくわしく解説しました。

うなされる原因は、ストレスや病気などさまざまな原因がありました。

ストレスでうなされている場合には、リラックスして過ごせるように工夫することがポイントでしたね。

うなされてお困りの方や、悪夢を見てしまうという方は、ぜひ参考にしてください。


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