Kaito Inoue

旅がしたい

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お気に入りの写真たち2023~2024

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    • どう生きればいいのかなぁ

      この記事は映画「PERFECT DAYS」のネタバレを含みます。 友人からの報告 ある付き合いの長い友人からDMで近況報告をされた。詳しくは書かないけど、それはその人の生き方をこれまでとガラッと変えてしまうようなことで、それが良いことか悪いことか僕には分からないけどとりあえずおめでたくて「進歩」と言える出来事だと思う。昔からその人は学校で評価されるタイプの人間ではなくてそれなりに苦しい思いをしていただろうから、芸能の道を一歩踏み出したということはその道を歩き続けるか否か

      • 祈ることについて2024

        大体祈り 祈りについて、僕の立つ場所は祈りから遠ざかったり角度が変わったりすることが不可避であろうから今の考え方をここに書いておこうと思う。どこかの誰かの何かになれたらとかそんなことは考えないけど、もしそうなったらそれはそれで嬉しい。  祈りという言葉そのものにあまり意味はない。個人的に、祈りと引いて辞書に書いてあるような意味から広げた使い方をしているからだ。人の為すことは大体祈りだと思っている。営みとかそんな言い方もいいかもしれないけど、やっぱり祈りという言葉が一番しっくり

        • 読書感想文のすすめ『クララとおひさま』1

          読書感想文 考えてみれば読書感想文を最後に書いたのはいつだろうか。小学校の宿題では毎年出されていたが、中学校に上がってからは募集はあった気がするが必ずやらなければならないものではなかった。高校になってからは名前すら聞かなくなったと思う。  元々私は本を読むのが好きだった。小学校の頃、読んだ本とその簡単な感想を書いて一年で何冊読んだかを記録するということをやらされたが、六年生にもなると一年で600冊以上読んでいた。確か50冊で表彰されて、300冊でまた表彰されて、みたいなこと

        お気に入りの写真たち2023~2024

          やりたいことが何も見当たらない人たちへ

          虚無っちゃうよねという話 言ってしまえばこれが無いと人生が虚無になってしまう。どうせ死ぬから虚無だろうと言われればその通りなわけだけれども、仮に80年生きるとしたら何も暇つぶしが無いというのはあまりに苦しすぎると思う。皆が何かに追われているこの現状で、何もせずに生きるのはそれはそれでクールかもしれないけど、現代人である我々の大半は電車に乗っているだけでも光る画面から目が離せない、どんな薄味だろうと目や耳から情報を摂取していないと気が狂ってしまう種族になってしまったらしい。退屈

          やりたいことが何も見当たらない人たちへ

          懐かしい風

           外を歩いていると、時折「私はこの風を知っている」と奇妙な感覚が湧き出てくることがある。不思議なのは、久々にある場所に訪れて懐かしい気持ちになるというだけでなく、初めて訪れる筈の場所でもそれが起こることだ。私たちが風を感じるときに、仮にそれが記憶の海のどこかを強く刺激しているものだとして、いったいどれほどの要素が絡み合っているのだろうか。目に映るものの中でもある特定の日の光だったり記憶のそれと全く同じでなくとも同じ名前の物だったり、肌から感じる温度や風の強さ、鼻腔をくすぐる匂

          懐かしい風

          日本と相思相愛な偉人たちについてまとめてみる(フィンセント・ファン・ゴッホ、フランク・ロイド・ライト、カズオ・イシグロ)

           こんにちは。タイトルにある通り今回は、日本×〇〇、つまり異文化の融合って良いんじゃないか日本編を書いていきます。最初に簡単ではあるけれど三人の紹介から。 フィンセント・ファン・ゴッホ  日本と浮世絵を愛し、死後評価されて以降日本人に愛され続けている情熱の画家ゴッホ。名前は勿論、自分の耳を切り落として女性に送り付けたエピソードとかは聞いたことがある人も多いのではなかろうか。彼が日本の浮世絵に魅了されて以来、日本への憧れを抱きながら活動を続けていったことはそこそこ有名な話で

          日本と相思相愛な偉人たちについてまとめてみる(フィンセント・ファン・ゴッホ、フランク・ロイド・ライト、カズオ・イシグロ)

          ブルーピリオドのタイトルについて

           日記回です。ブルーピリオドの若干のネタバレを含むので注意。  建築史のノート課題をやっていて今更気付いたことがあった。近代とか近世とか、文化の流行やらなんやらで区切られる時代は元の英語では○○ periodと呼称される。  そう、ここで初めて考えるに至ったわけだ。 ブルーピリオドという題名は一体何なのか?ということに。今まで題名に何の疑問も持っていなかった。八虎が最初渋谷の早朝、言葉では言い表せないあの“青”を描こうとした、そこの繋がり程度は頭にあったかもしれない。でも

          ブルーピリオドのタイトルについて

          建築レポ~アテネフランセ~

           建築学生が建築を見に行ってごちゃごちゃ感想を述べる記事です。読み辛い箇所もあると思いますが、最後まで読んでくれると私の課題のやる気が出るかもしれません。  この前必要に迫られて建築模型の材料を買いに、そしてついでに近くの建築を見に行こうと御茶ノ水にあるレモン画翠へ行った。同じ画材屋である世界堂などの大きい店舗と比べると店自体の規模はこじんまりとしているものの、建築模型に特化しているレモン画翠はそれはもう楽しい場所で、だけどそれについて書くとこの記事の何が主題なのか分からな

          建築レポ~アテネフランセ~