自分は日本人の母、中国人の父の間に生まれ、中国で15年間過ごして来た。日中ハーフでありながら、日本語と中国語両方を母国語レベル扱えるという意味では、自分なりに頑張ったなっと思う。

多くの人は、自分のような帰国子女＋ハーフは一体どのような世界観で生きているのかということについて興味を持つ。だが、まず言って置かなくてはならないのが、これに関しては十人十色で人それぞれ異なる経験、記憶、教育環境などによって構築されている以上、一概には言えない。

自分の場合は、3歳から中国に移り住んだ。日本では幼稚園すら行ったことはないし、日本人の子供と遊んだことがある経験は多分、韓国人の子供と遊んだ経験よりも少ない。小学校時代の親友は韓国人や中国人だったし、小中学校では現地校だったので、中国語中心の教育を受けて来た。

小学校は普通の公立校。普通の中国人の小学生と同じ教育を受けつつ、「国際部」であった為、多少一般生よりも英語の授業が多かった。