のんのんばあとオレ
水木しげる展で買った『のんのんばあとオレ』を読みました。
妖怪について、教えてくれるのんのんばあは、今でいうと霊感がある人なのかもしれません。
昭和の懐かしい感じと、妖怪や幽霊などの不思議なことも否定せず、そんなものもいるかもしれないと感じられるいい時代です。
ただ、貧しかったり、医療が進んでいなかったりして、仲良くなった女の子が亡くなる、売られてしまうなどの辛い現実もあります。
茂は、夢見がちだけれど、それを否定しないお父さんがカッコいい、いい子育てをしています。
いろいろな妖怪が出てきますが、一番好きなのは、べとべとさんです。後ろから来られたら怖いけれど、話せばわかるってところが好き。
それに暗くて先に行けないと言うこともあるようで、ちょうちんを貸すと律儀に返してくれるそうです。
茂はいい男の子で、ガキ大将になっても偉ぶったりせず、平和主義でいこうと仲間にいうことができます。私が小学生だったら好きになっちゃいそうですね。
茂が子どもで守れなかった美和ちゃんの幸せを願わずにはいられないです。
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