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2022年振り返りと2023年抱負

だいぶ遅くなってしまいましたが、新年明けましておめでとうございます。
昨年は、私にとって、"叶えたい社会に向けての一歩目が踏み出せた年"でした。

中学生の時からずっと国際協力と貧困問題に興味があって、興味のままに海外ボランティアをしたり、途上国貧困地域巡りをして過ごした大学時代。
その過程で出逢ってきた子ども達の将来が環境によってある程度決まってしまう世の中の不条理が、私は嫌で悔しくてたまらなく、ずっと、
「貧困による機会格差をなくすことで、子ども達の将来の選択肢を拡げたい」と思ってきました。
自分にできることから始めようという気持ちで、毎年アルバイト代の一部を寄附しても、ボランティアで年に数回現地で活動しても、何も変わらなくて、とても悔しい4年間でした。
だから私は、持続可能なサイクルをつくることで少しずつ改善していきたいと思い、大学卒業後、昨年やっと、事業として小さくスタートすることができました。

1年間のトピックを5つに絞ってそれぞれ簡単に振り返りたいと思います。


2022年振り返り

農園でのミーティング

2022年へのカウントダウンは、コロナ後約2年ぶりにやっとタイに渡航でき、向こうで過ごすことができました。

コロナ禍でタイに渡航できない間ずっと遠隔でやりとりを重ねながら詰めてきた事業を、22年~スタートするために、農家さんと農園でみっちりミーティングをして、Saphan coffeeの目指すところ等を対面で夜中まで話し合うことができました。

この時に、「コーヒーをとおして子ども達と農家にとってより良い社会を創っていこう」と約束し、それが私の中で覚悟が決まった瞬間でした。
話し合いを経て、私の中でこれからの人生計画がより明確になり、将来やっていきたいことを考えたときに、このタイミングで法人にしておこうと思い、私は一度日本に戻って準備をし始めました。

カレン族コーヒー農家のWatt

法人登記

タイから戻り、3ヶ月間準備をし、予定通り2022年5月23日に「子ども達が環境に左右されず、自分で主体的に進む道を決めることができる社会を創る」ことを目的に、株式会社Saphanを創業しました。5月23日は、世界かめの日で、かめは世界的にも神様で縁起が良いことと、何より私はかめがだいすきなので、登記するならこの日にしたいと決めていました(笑)

自分の誕生日も、将来の子どもの誕生日も決められないけれど、会社の誕生日は決めることができるので、人生で1回だけの誕生日を決められる機会を存分に楽しみました(笑)

名前は、Saphan(サパーン)はタイ語で「架け橋」という意味で、
子ども達が未来に向かって進む「架け橋」となれますように
タイと日本の「架け橋」となれますように

という意味を込めてつけました。

Saphan coffee全国のタイ料理屋さんでの販売開始

はじめはタイが好きな人たちに届けていくことで、「タイが好きな人たちには知らない人がいない」コーヒーブランドを目指したいと思いました。

全国約20店舗のタイ料理屋さんで販売させていただくことになり、おかげで本当に少しずつではありますが、届けたい人たちに届けることの土台作りができました。

タイが好きな人たちと一緒にコーヒーをとおして現地のことに取り組めていることがとても楽しく、嬉しいです♪

移民学校12校での現地調査とワークショップ

コロナが明けて学校再開ができたタイミングで渡航し、ミャンマー国境の移民学校12校の現地調査と、それぞれの学校で子ども達に、コーヒーのパッケージになる”絵”を描いてもらうワークショップを行いました。

ミャンマー国境の移民学校
子ども達が描いたパッケージ

どうしたら私が惚れ込んだ向こうの子ども達のポジティブさを押し付けにならずに全面に打ち出せるかを考えたとき、子ども達がだいすきな”絵”だったら、言語の壁も文化の壁も超えられると思い、企画しました。

それを、タイでの子どもの日である1/14(1月第二土曜日)、子ども達にとって大切な日に、販売開始しました。

”絵”を見て何を感じ何を受け取るかは100人いたら100通りだと思っているので、世界に一つだけのパッケージ1枚1枚を丁寧に届けていきたいです。

移民の子ども達200人に歯ブラシセット送付

11/23で会社の半期が終わり、半期の売上利益の一部で、ラオス国境の移民の子ども達200人に歯ブラシセットを購入しました。

何が正しいかはわからないけれど、歯ブラシがないから歯がボロボロになってしまうと聞いて、歯ブラシを渡すことはすぐにでもできるなと思い、届けました。

足りないものも、足りないこともたくさんあるし、どこから手をつけて良いか、何が正解かは全くわからないけれど、いつもどんな環境下でも明るくて発想力豊かな子ども達に、自分達の将来のためにも身体は大切にしてほしいなと思いました。

ラオス国境のラオスからの移民の子ども達
いつも移民学校での活動を手伝ってくれているTao

他にも、マルシェやコーヒー試飲会をさせていただいたり、初めてのことにたくさん挑戦できた1年でした。

2023年抱負

タイの子ども達の将来の選択肢を拡げたくて、タイの子ども達と子ども達の将来への架け橋になれますようにという想いをのせて決めた名前の会社、
昨年は「コーヒーの生産・販売をする」会社になれた年だったので、
今年は「子ども達の将来の選択肢を創る」会社にしていきたいです。

そのために、今年は、昨年のように一時的なサポートだけではなく、
現地でのプロジェクト等をとおして、より持続的なサポートに推移していけるようにしたいです。

私は、社会の構図的に貧困はなくならないけれど改善はできるし、貧困による子ども達の機会格差はなくすことができると信じています。
私が、どれだけ強く、機会格差がなくなることを祈っても、今の私には何も変えられないかもしれないけれど、私が50歳になる頃には少しは変えられているかもっていうマインドで、今年も一歩ずつ前に進めるようにがんばります!

2023/1/26
最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました!!
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