みなさんにセルフケアや治療をする際にまず知っておくとよい大切なことをお伝えします。

心の不調の原因が背骨にあるかも

これは心の不調を抱えている人全員に知ってほしい、とても重要なことでもあります。

それは治療やセルフケアと並行して背骨に異常がないかどうかを調べて、ゆがみなどがある場合はそれを調整して元に戻すことです。

私は『エドガー・ケイシー療法のすべて シリーズ4』を読んでこのことを知ったのですが、早い時期から知っていればもっと楽に生きられたのに！と思うくらい衝撃でした。

心の不調で悩んでいる人は、一度読んでみると治療に関して新しい視点が得られると思います。

この本によると、オステオパシーやカイロプラクティックやそれに準ずるような整体に行って、背骨に問題がないかどうか調べて背骨を調整するだけで、精神疾患が劇的に治ったケースもあるそうです。

レントゲンなどで調べても特に背骨に異常がなくて、痛みも普段感じることがない。そんなケースでもオステオパシーなどを受けてみると背骨がずれているということが多々あるそうです。

どうして背骨がゆがんでいると不調になるなんですが、ゆがんだ状態が長く続くと、それが今度は分泌腺に影響が出始めるからです。

メンタルを良好に保つには、分泌腺から出るホルモンが重要というのはよく知られていますよね。とりわけセロトニンなどは、精神を安定させるホルモンとして有名です。
そこに背骨の影響が大きく関わっているということなんです。

さらに背骨がゆがんでいると自律神経の伝達ルートもそこにあるので、自律神経の働き自体も悪くなってしまいます。

カウンセリングや服薬だけでメンタルの回復が見られない人などは特に、腕のよい整骨院かオステオパシーやカイロプラクティックで、一度背骨にゆがみがないか調べて調整する治療を受けてみることをおすすめします。

実際私の場合、最初は週に1〜2回のペースで背骨の調整の治療を受けてみましたが、見違えるほど体やメンタルの状態が改善していっています。

状態が安定するまでの最初の段階はどうしても背骨が元に戻りやすいので、集中的に週に2回くらいのペースで治療を受けることが理想的だということです。

次に、背骨がゆがむ原因として考えられるケースは以下のような場合があります。
今までの人生で当てはまる出来事がなかったか、一度振り返ってみるとよいと思います。

背骨がゆがむ原因①出産時にショックがあるケース

一つ目は分娩時になかなか子どもが出てこないので吸引して頭引っぱって出して、そのショックで背骨を痛めてしまったというケースです。

私もまさにこれと同じケースでした。
私は出産時に首にへその緒をグルグルに巻きつけていて、お腹からなかなか出てこなかったそうです。仕方なく医師が吸引によって、無理やり引っ張り出すしかなかったというのを母から聞いていました。

また分娩時に逆子だったケースも同様に、背骨を痛める原因になるそうです。

ちなみに出産に関してのトラブルは、産後に子供の背骨にココアバターを使ってオイルマッサージをすることで、背骨のひずみを早い段階で解消することができる、と書いてあります。

背骨がゆがむ原因②転んだり、高いところから落ちたりしたケース

もう一つは、高いところから落ちて尾骨を強打したり、転んで尾骨を打ったりしたことが原因になっているケースも意外に多いということです。

私も子供の頃高いところから落ちたので、それによって尾骨などを強打した可能性があります。

厄介なのは出産時のトラブルや尾骨を打ったことが原因で背骨がゆがんだ場合、精神への影響がすぐには出ずに、多くの人は思春期を超えて出るというところにあります。
まさか精神の不調の原因が背骨にあると気付かないのも当然という気がしてきます。

このように出産時や尾骨を打った時点では大事に至らなくても、あとあと精神疾患の原因となっている事例が数多く存在するのではないでしょうか。
転んで尾骨を打ったりは誰にでも起こりうるからです。

逆に言えば、私には背骨の調整によって精神の不調から解放される可能性もある、という観点がとても救いになりました。

メンタル不調の改善に体からアプローチすることが近道になるんだと、改めて実感したのでした。