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【痩せられない人必見の情報】ドーパミンを知って正しくダイエットを成功させよう!

減量目的のダイエットにおいて、何をどうすれば痩せられるかという問題はすでに解決済みと言えるのではないでしょうか?

運動や食事などのライフスタイル全般を健康的に見直しそれを微調整しながら継続すればいいだけです。

なのにダイエットに失敗する人がここまで多いのはなぜでしょう?

それは新たに取り組み始めた行動目標を“継続できない”からですよね。

したがって解決すべきだと認識しなければならない問題は、何をどのように取り組めばいいのか?ではなく、もっと土台の部分、すなわち『なぜやり抜けないのか?』でしょう。

ここではドーパミンの最新科学から、あなたが痩せられない理由を解き明かしていきます!

2種類あるドーパミン|欲求回路&制御回路

ドーパミンとは、私たちを未来の目標や利益に向かって行動を駆り立てる脳内神経伝達物質です。

なので、報酬物質や快楽物質などと言われますよね。
(この解釈は短絡的で誤りなのですが、詳しくは引用書籍へ)

しかし最近の研究から、ドーパミンには次の2種類の使われ方があると分かったそうです。

①衝動的な欲求回路(中脳辺縁系)
②計画的な制御回路(中脳皮質系)

欲求回路は、「あれ食べたい!」「これ欲しい!」のように、本能的で衝動的な感情を引き起こします。

一方で制御回路は、抽象的な思考や想像力を駆使して未来についてより深い吟味をするように働きます。

ドーパミン性制御について|活動低下と活動過多の人たち

ではドーパミンの制御回路の働きが弱い人と強い人の特徴を見比べながら理解を深めていきましょう。

まずドーパミン性制御回路の活動が低下している人の例としてADHD(注意欠陥多動性障害)がよく挙げられます。

ADHDの診断を受けた人は忍耐力や集中力がなく、衝動的な行動をしがちです。

逆にドーパミン制御回路の活動が過多な人たちは未来に向けて忍耐強く努力できたり、合理的な判断が得意な経営者、学者、アスリートに多く見られるようです。

これらの2つを両端にしたスペクトラムのどこかにあなたは位置することになります。

ところで、制御ドーパミンの活性化が低い人の方が太りやすいという根拠はあるのでしょうか?

3つの科学的根拠|制御ドーパミンが弱い=太ってる

ご察しの通り、制御性のドーパミン回路の活性が弱い人は太りやすい傾向にあるようです。

4万8千人のADHDを含む70万人を対象に調査したところ、ADHDの人の肥満率は約70%高いことが示されました。

また、シカゴ大学とピッツバーグ大学が共同で行った2500人の対象の研究では、10歳の時に衝動性や計画性に問題があった子供は、その6年後に太っている傾向が高いことが示されました。

さらに、アイオワ大学が240人を対象に行った研究では、太った子供は車に引かれやすいことが分かりました。

これは、[車の通過を待てない=衝動的で忍耐力が低い=太る]の図式だと考察できます。

結果的に、どれも制御ドーパミンの活動が弱いことが体重の管理に悪影響を及ぼしていることが読み解けるでしょう。

まとめ

ここまでの話しをまとめると、、私たちを未来の利益や目標に向かうように促す物質がドーパミンの役割でした。

しかしドーパミンには、欲求回路と制御回路という2つの使われ方があり、前者は衝動的な行動を、後者は計画的な行動を促します。

そして制御ドーパミンの活動が低下傾向にある人、あるいは、欲求ドーパミンが活動過多な人は、太りやすく、痩せにくいと言える根拠も指し示しましたね。

ではこの問題を改善するにはどうすればいいのでしょうか?

欲求回路を黙らせ、制御回路を活性化すればいいのでしょうか?

もちろん、そんなに単純にはならないのが人体の常ですよねw

これについては次回投稿の[ダイエット成功&人生の幸せ、両方欲しくない?]にて詳しくまとめていきたいと思います!

ラストメッセージ

いかがでしたでしょう?
(もし質問や相談などがあれば気軽にコメ欄に打ち込んで下さい😏)

今回お伝えしている2種類のドーパミン回路の活性度合いには、個人間でバラつきがあるのは当然です。

しかもその度合いは、遺伝子と環境との相互作用によって決まるのでしょう。

だからといって、変更のきかない遺伝子や脳の固定配線を理由に、自分のこれまでの怠惰な性格を正当化する固定マインドセットに陥るのはオススメしません。

知ってることと行動することは全く別物ですが。それでもやはり知識は力だと思います。

これまでダイエット(に限らずあらゆる挑戦)に失敗してきた人には、次回の対策編まで含めて参考にしていただけると幸いです。

では
皆さんの健闘を祈っております😎

[引用図書]
もっと!
〜愛と創造、支配と進歩をもたらすドーパミンの最新脳科学〜
ダニエル・Z・リーバーマン著

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