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【文フリ福岡&東京】短歌のきっかけ|ぐらぐらぐらし

文学フリマ福岡・文学フリマ東京にて頒布される『ぐらぐらぐらし』というzineに、私の作ったものがちょこっと載ります。

▽WEBカタログ

【10/22 文学フリマ福岡9】お-04

【11/11 文学フリマ東京37】F-13

▽BOOTH試し読み(価格はイベントと異なります)


エッセイ・日記・詩・聞き書きなど形式を問わず、暮らしの中の「ゆらぎ」を見つめ、ぐらぐらする人の柔らかさを愛おしむような言葉が並ぶzineです。

私は短歌ではなく、「好きなものを摂取している最中の思考を抜き出したら、店舗のPOPみたいになって対象の魅力やハマる楽しさが伝わるか?」という謎の実験を掲載していただいております。
日記……が近いのか?

もちろん、滝和也のページもあります。
試し読みも出来ますが、ぜひ現物を手に取っていただければと思います。

今言った通り、載っているのは短歌ではないのですが、せっかくなので「ぐらぐらぐらし」をテーマに初めての連作に挑戦してみました。

4首目はサカナクションの「新宝島」のイメージ。
私は歌を聞くとすぐ踊るタイプの人間でして、あの曲は創作する身として歌詞が刺さりまくるだけじゃなく、気づくと揺れてしまいます。外で聞くのは危険です。


実を言うと、短歌を詠んでみようと一番最初に思ったきっかけが、今回のzineへの参加でした。

『ぐらぐらぐらし』に集まった言葉を見ていると、人々の在り方や視点が色々な形でそこにあります。
統一感はないし、まとまる気もないけれど、それがむしろ落ち着く。そんな空間に迷い込むような読み心地で。

「私自身の視点や感情も、ここにならいてもいいのかな」
「自分の見た景色を、創作物に託すんじゃなく自分という器を保ちながら形にするのって、もしかして楽しいかも?」

と初めて思えて、そこから短歌という表現に目が向き、今に至ります。

そんなわけで私にとっても特別な1冊、たくさんのすみっこに優しく行き渡りますように。

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