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Whole 30 ジゴクの始まり (1)

ダイエットの話。Noteには過去の話が多いのだけど、これはこれから定期的に上げていく予定の話。サンクスギビング、我が生誕日を1週間かけて祝った=めちゃくちゃ食べて、飲んだ。10月に腸内洗浄に行って以来、ゆるゆるとダイエットをしていたが、ついにオットが……例の言葉を口にしてしまった……というわけで、タイトル・Whole30

Whole30っちゅーのは、食事制限、改善系のダイエットなんであるが、これがくっそ面倒な上に、スパルタなんである。2017年の段階

『新しいダイエット・メソッドとして話題もちきりの「Whole30(ホール・サーティー)」。これは、30日間の栄養摂取プログラムで、砂糖、穀物、乳製品、マメ科植物、そしてアルコールを絶つことによって体をリセットさせるダイエット法』

などと日本のサイトで紹介されているが、これが2021年12月に検索してまずトップにくるということは日本ではあまり広まらなかったのであろう。全然、『もちきって』ないじゃん。これは別の日本語でのご紹介ページ

オットはでかい。そして私もでかい。ブタ🐷夫婦なのであるが、私の場合、常に横にいる夫アルゴがでかいため、対比で小さくみえる。が、デブなんである。出会ってからほぼ20キロ増である。ひどい。子供、一人分じゃん、こわい。夫だけではない。基本、デカい人が多いアメリカなので日本のデブはアメリカでは痩せている感じ?完全なる目の錯覚、勘違いなんである。

二人そろって、代謝も落ちまくりだというのに犬の散歩以外はロクな運動もせず、もりもり酒をくらい、もりもり炭水化物を食す。太って当たり前なのだ。アルゴなんてそれに加えて甘いものに目がないときている(私は甘いものは好きではない)ついにやってきたのだ、夫が地獄ワードを呟く日が。

Whole30をやらねば……(ごくり)

どこから聞いてきたのか、アルゴがこのダイエット法を知り、過去にアルゴは20キロ近く体重を落とした。の、だが、食事制限あるある系。普通の食事に戻ってリバウンド。そもそも、アルゴはやたらと食事制限を行うため(4~5月のラマダンも含む)リバウンドがすんごい。なので今回は、30日間の食事制限をし、その後も、(時々のチートディをもうけつつ)継続するということらしい。ほんとにそうなれればいいけどねぇ。

難しい。正直、Ketoダイエット(炭水化物、糖質制限)やヴィーガン(完全菜食)のが楽。ちなみにKetoもやったし、アルゴは3年ほどヴィーガンだった。Whole30は、より健康的なライフスタイルを促進する短期リセットプログラム、なんだが。この記事を読んでいただければわかっていただけるが、効果は絶大。そりゃそうだ、以下に記すWhole30禁止ブツを見ていただきたい。


◇砂糖(はちみつやステビアなども禁止。シュガーフリーなんてのもダメ)
◇アルコール類(料理で使うのも禁止)
◇穀物(米、麺類、パン)
◇豆類(ただしさやいんげん、いんげん、スナップピーはOK。木になる豆、アーモンドなどはOK)
◇乳製品(チーズ、牛乳、ヨーグルト)
◇あらゆる加工肉(ハムとかソーセージとか)

食べていいのは肉、魚、野菜、果物。あと良質の油(普通の油やバターはダメ)例えばパンケーキとかそういうものを代用食材で作るのもNG。基本的にオーガニックフード推奨。これを3食、30日。そら痩せるわ!

今回、アルゴが決死のダイエット作戦に挑むことにしたのは、知人が心臓麻痺(肥満が原因)で死亡、とか、肥満が原因で病気になり入院、とか。おばが体重超過のため人工関節手術とかそんなことがあったから。見てくれ云々というよりもう、命のため、健康のため、という非常に切々とした理由なのである。

痩せなきゃなんて言っているお嬢さんたちに私は教えてあげたい。いいかい、ベイビー。若いうちに好きなものを食べ、好きなものを飲み、じゃんじゃんしでかせ。BBAになってからのダイエットは見てくれ云々ではなく、健康と命がかかってくるのやで……と。

ちなみにこの国には「My 600-Lb. Life」というドキュメンタリー番組がある。600lb=272kgである。肥満、超肥満の人たちのドキュメンタリーなのだがひどい。本当にひどい。リンクで張った記事を見ていただきたい。たまたまつけっぱなしのテレビでそれをやっていて、それをみたアルゴは絶望していた。俺はこうなりたくない!!(叫)というわけで、始めることになったのである。ちなみに、さすがにテレビに出るレベルくらいの肥満の人にはたまにしかお目にかからないが、これ手前くらいの人はわんさか存在する。

Whole30はそもそも制限まみれのダイエット。そこに加え、アルゴは、豚肉を食さない。アレルギーのため、りんご、バナナ、アーモンド、桃などが食べられない。このダイエットにおいてアーモンド駄目ってのはかなりしんどい。アーモンドバターや、アーモンドミルクはアメリカではかなりポピュラーな食材であり、Whole30のメイン食材でもあるからだ。リンゴとかバナナが駄目なのも地味にきつい。楽ちんに食べられる果物だから。

大抵の食事制限ダイエット系は、『んじゃ和食にすればいいじゃん』『精進料理じゃん』なんて感じで他のダイエットではうまく乗り切ってきたが、Whole30は大豆がだめなので、みそ、しょうゆがアウト。豆腐、アウト。アルコールがだめなので酒、みりんがアウト。和食ほぼほぼアウト。鍋物とかいいかも!と思っても、味ぽんなしで鍋物は食べたくない。普段は気にもしていないが、よくよくラベルを見るとSOY(大豆)って結構色んなものに含まれている。

私はあまり乗り気ではないのだが、単に食事を2種類作るのが面倒なのと、家に食べちゃダメなものがあると食べちゃうから、という理由で私もやることにした。アレルギーや喘息軽減にも良いらしい。ゆーて、私もデブなのでやった方がいいのだ(がくり)。

なので山籠もり→誕生日で、じゃんじゃん飲んだくれ、食べまくり。誕生日の翌日、キッチンを徹底的に掃除。使わない、使えない調味料やストックしてある食品を箱詰め、もしくは処理。「むぎぎ、ちょっぴり早めの大掃除なのだよ、大掃除」と自分に言い聞かせる。冷蔵庫もパントリーもすっからかんである。何もない。

そしてオーガニックフード、Whole Foodへと買い出し。数年前にやった時には存在すらしていなかったが、最近ではWhole 30 Approved といって、Whole30専用のソースなどが販売されている。これはかなりうれしい。そんなものが販売されているわけだから、このダイエットも一定数の人がやっているのだろう。ちなみに前回は、ケチャップ、BBQソースなど手作りしたのだ。砂糖抜きで!

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ちなみに、醤油はココナッツアミノ(手前のAMINOSって書いてある瓶)で代用する。ココナッツアミノは、ココナッツの樹液と塩を発酵させて作られる調味料なのだがココナッツの風味や味はしない。『物足りない醤油』『なんか抜けている醤油』といった感じであろうか。甘味が強いが、九州の方の甘口醤油味というわけでもない。

便利なんだが代用品というか、まぁ本来のソースの方がおいしい(当たり前である)このような代用品ソースを駆使して作ったごはんがこちら。

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Dinner例1: 山籠もりした時の残りのステーキ(ココナッツアミノと肉を焼いたオイルを混ぜてソースを作った)、エアフライヤーにぶっこんだ鶏もも肉(塩、コショウのみ)草(葉っぱもののサラダ)、ゆでたブロッコリーとスナップピー。

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Dinner例2:肉じゃがもどき(角切り牛肉、ジャガイモ、いんげん、ニンジンに水を加え、ココナッツアミノを加えて少しだけ塩を入れて電気圧力鍋にて調理)、エアフライヤーに入れた手羽元をバッファローソース(辛)、ほうれん草入りだし巻き卵、あと肉じゃがもどきの下の草(葉っぱもののサラダ)。

ちなみに最初にやった時はイモすら禁止だったが、数年前にルール改定され、イモはOKとなった(謎)

私はコーヒーも紅茶も砂糖ミルク抜きなので、どうでもいいのだが、オットはミルク、砂糖をがっつり入れる人なので、コーヒー(ブラック)を飲んで「ジゴクです……ジゴクの始まりなのデス」とか日本語で言っていたけれど、翌日、カシューナッツミルク(無糖)なるカシューナッツより作られたミルクのようなものを発見したので(普通のスーパーで売っていた)それを入れて飲んでいた。「ちょっとマシ……ジゴク……」とか言っていたが、そんなになるなら飲まなきゃいいのに、コーヒー。

そんなジゴク三昧の日々をこちらのNoteでもつづっていきたい次第。正直、料理とか諸々、くっそだるく。非常に制限の多いダイエットなため、私の心もすぐ折れそうになるためモチベーションUPのためなのである。

もしもWhole30を気になった人がいたら見ていただきたいなぁ。などと思っているのでお付き合いいただけると幸いである。

(続く)




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