本に関するマイルール

皆さんは普段、どんなきっかけで本を手にとっていますか?

「今話題になっているから」
「自分の悩みを解決してくれそうだから」
「タイトルにビビっときたから」
「本の装丁が素敵で、中身も面白そうだと思ったから」

こんなふうに、本を手に取るきっかけは人それぞれ。
それも、その時々で動機って変わってきますよね。

私も、疲れ気味で癒しを求めているようなときは、眺めるだけで楽しい本や雑誌を眺めて気持ちの充電をしたり、仕事や恋愛など日常生活の中で壁にぶち当たっているときは、同じ境遇の主人公が登場する小説を読んで勇気をもらったり。

最近はお疲れモードに突入していたので、お菓子に纏わるエッセイとレシピが載った本を眺めていたところでした……。
目の保養、大事。

こうして考えてみると私って、思っていた以上に普段の生活の中で本に癒しや救いを求めているんだなぁ、と気づきました。

*   *   *

昔から、自分のなかで本に関するマイルールがあります。

それは、
「自分の直感で”面白そう”と思った本に出会ったら、すぐに買ってよし!」
というもの。

金欠だったり、分厚かったり大きい本だったりするときは「まずは図書館で探してみるか…」とワンクッションありますが、本屋をぶらっと歩いていて「この本欲しいかも」と思ったら、えいっ!と買っちゃいます。

以前、本屋で何冊か本を買ったあと実家に寄ったのですが、本屋の袋をみた父は「本屋で本を買うなんて!」といったリアクションでした。

「今だったらAmazonや中古で安く買えるよ」とのこと。
それはたしかに一理あるな、と思いましたが……!

それでも。
書店で面白そうな本に出会ったときのお宝を見つけたような感覚、それを手にしたときの高揚感、ぱらぱらめくった本から香る新品の本のにおい……。
そういう部分を味わえるのが、本屋で本を買う醍醐味だと思っています。

もしかしたら、ものを買うことで無意識にストレスを発散している部分もあるかもしれません。

けれど、その買った本を読むことで、新しいものの見方を知ったり、感性を磨くことができたり、間接的にいろんな人の考えに触れることができると考えると、決して浪費しているわけではないし、いい買い物なんじゃないかな?と個人的には思います。
そう思って、自分を許すことにしています(笑)

これは本に限ったことではなく、人によってはそれが洋服だったりアクセサリーだったり、CDアルバムだったりすると思います。

欲しい!と思っても一歩ひいて、中古のものを探したり似たようなものを探したりしたほうが、節約には繋がるかもしれません。

でも、節約を意識するあまり、自分の直感で感じた”スキ”を押し込めてしまう生活もなんだか味気ないもの。

ときには自分の気持ちに正直になって、好きなものをストレートに手に入れる嬉しさを味わうのも良いのでは、と思います。
(もちろん、行き過ぎた買い物や依存症には注意ですけどね!)

* * *

とはいえ、日々お気に入りの本を買っていると、いつか収納スペースが厳しくなってくるかもな…と危惧しています。

今住んでいるアパートにたまたま大きな押入れがあり、そこに買った本を並べているので今のところはまだ大丈夫そうですが……。

いつか、買い集めた本を揃えたブックカフェを開くのがひそかな野望です!

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