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「豊かな国が高い持続可能性を維持している」という嘘

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SDGs優等生の不都合な真実 「豊かな国が高い持続可能性を維持している」という嘘
SDGS NOT REALLY SUSTAINABLE(2020年10月8日)ジェーソン・ヒッケル(人類学者)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/10/sdgs.php

例えば目標11の大気汚染に関する項目を見ると、概して富裕国の点数は高い。だが先進諸国は1980年代以降、汚染源となる産業部門の工場を次々と国外に移転させており、結果として汚染も国外に追いやっている。

国内での消費による環境負荷を正しく評価するには、国外で生じた環境負荷もきちんと計算に入れなければならない。それをしていないから、富裕国ほどSDGインデックスの点数が高くなり、彼らが国外でもたらしているダメージは見過ごされてしまう。これではいけない。いくら開発面で高い点数を得ても、地球環境に対して及ぼした破壊的な影響をそれで相殺することは許されないはずだ。

まさにカングロが10年提唱し続けている、Sustainability3.0。国連は今すぐに、外部コストの内部化をSDGsインデックスに組み込むべきだ。


幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者