見出し画像

『自分を知る』~2024年が幕開けしました‼~

あけましておめでとうございます。

皆さま。どのような始まりだったでしょうか?

今年は、元旦から、大変な事が起こり、私も他人ごとではなく、テレビをつけては、状況を見ています。

今回は、この災害について、お話したいと思います。


私も歴史的な大地震に2度、合っています。

一度目は20歳を少し過ぎた頃でした。阪神淡路大震災に合っているのです。

当時、私は、地元から関西に引っ越したばかりで、仕事をしに来ていました。関西に渡って、数日後でした。

妹がいましたので、その日に限って、妹の部屋に泊まりに来ていたのでした。

ワンルームでしたから、ベッドのふとんを床に敷いて、二人で寝ていたのです。

そのおかげで、ベッドに倒れたテレビで、足を怪我することなく、珍しく作った味噌汁だけが、床にこぼれて終わりでした。

とんでもない揺れだったのですが、妹の方が早くに起き、ワァワァキャーキャー言っている声に起こされる私でした。

「地震は数分で終わる」と高をくくっていたら、私の予想より、時間が長くて「これは、ヤバいやつだ!なんてこった!」とパニックになる寸前で、揺れがおさまりました。


妹の方がしっかりしていて、私を守ろうと布団をかぶせてくれたりしていたのです。

そこからお互いを危険から守ろうとするも、自分の手を相手の肩に乗せようとしていましたので、結果、頭も腕も丸出しでした。

これでは、何かが落ちて来た時に、頭も体もケガをする姿勢になっていました。

非常に危険な防御姿勢だったのです。


いざとなった時に、一番、いい姿勢を取る事も難しいし、もう、こればかりは、自分ではどうしようもありません。


生かされたのだから、まだ、何かやることがあるのだろうと、後から思うのでした。


のちに、恩師と出逢い、災害についても視点を聞きました。

災害によって、当たり前感覚が、そうではないと思い知らされる。毎日が奇跡だと気づける。もちろん、何かしらの出来事であり、その後が試される。

災害だと交通事故とは違って、誰かのせいにしないですむ。自分と向き合うしかなくなります。


運が悪かったとかではないのです。

出来事は、必ず、自分にとって必要な事しか起こりません。自分のオーダーです。


名前も知らない方々が、命を持って伝えている何かを、私は知らなければなりません。この出来事によって、何を見るのか。

自分ならどうするか。明日は我が身として見れるか。


尊い命が消えた時、その方々の在り方は、本当に「愛」であることを証明しています。

自分の命をかえりみず、「避難してください」と叫び続けた方が、東日本大震災で訴えた行為は、人間の気高さや、人間とは何者なのかを見せてくださったようでした。


「自分なら出来るだろうか?いや、無理だ。津波を目の前にして、声も出ず、足もすくんだだろう。いや、すぐに逃げていただろう」


災害のたびに、日本人の素晴らしさを目の当たりにします。


阪神淡路大震災でも、海外のジャーナリストの方々が称賛されていました。

長い行列であっても、皆、おとなしく順番を待ち、暴動を起こす事もなく、人のものを盗み、奪うこともせず、皆と分け合い、助け合っている姿は、世界の見本として報道されました。


ここに、心の意識レベルの高さが現れます。

海外では、泣き叫んでいる中で、更なる恐怖と苦痛が満ちた暴動が、当たり前のように繰り返されているニュースに驚きます。

皆が助け合い、ねぎらい、協力する姿は、見ている私が勇気づけられ、気持ちがシャンとなります。


災害を使って、様々な自分への何かや、気づきや底力を知るためのものかもしれないし、この世を去る方は、人生が終わる時だったのかもしれません。

災害を見て、心痛めますが、当事者の気持ちは分かりません。ですが、人間の気高さや、日本人の底力を毎回、思い知ります。



私の住んでいる町で、大火事が起こったことがありました。全焼した方が、患者さんとして来られたことがあります。

過去の事として、急に話し始めてくださったのです。

どれだけ大変だったろうと思って、「それは、大変だったでしょう?」と聞いたときの返答を今でも忘れません。


「えぇ、本当に。もう、どうすればいいのか分からなくなってしまったんですよ。でもね。全く知らない多くの方々が、本当によくしてくださったんですよ。

どうして、見ず知らずの方が、ここまでしてくれるんだろうって、逆に勇気というか、嬉しくて嬉しくて。

本当に助けられたんですよ。皆さん素晴らしいですよ。だから、気持ちも元気になって今は、家も出来たんですよ。」


その方は、火事で全焼するという大変な出来事がありましたが、多くの方の優しさに触れて、本来の自分を思い出されたように穏やかに話されていました。


「本当に出来事ってすごいなぁ。

そこまでの究極になったからこそ、自分の本来を思い出せるし、周りの方々も自分の本来を行動で気づけたりするんだな。

すごい仕組みだ。これこそ神業だわ。」


毎回、ニュースを見ると、そう思う事が多いです。


人間は、【経験する神】だと聞いています。

自分がどうありたいのか。今回は2024年から試されるのかと思いました。


輪廻をする素晴らしい仲間である方々が、尊い命を持って私に何を伝えてくれているのか。

毎回、日本人の凄さ、強さ、底力に素晴らしさを感じます。祈る事しか出来ないけれど、苦しい時、皆が、心配し、心をそこに向けているのが分かります。

人間が「愛」である証拠が沢山出ます。


「どれだけ苦しかっただろう。どれだけ怖かっただろう。その悲しみは、どれほどの事だっただろう。」


そこに思いを寄せると、涙が出ますが、多くの方が迅速に対応して助けている日本人を見て「日本は本当に素晴らしいなぁ」と思います。


文句を言うのか、感謝をするのか。この在り方を選ぶのも自分の自由です。


私も2度も、大震災を経験して、何とか事なきを得ず、生きています。きっとまだ、生きる理由があるのでしょう。

この人生を全うするしかないのです。

被災されている方には、無事を祈る事しか出来ませんが、今ある奇跡は当たり前ではないんだと、気づかされました。


皆さんはご無事でしょうか?


2024年は、龍の年です。

龍のごとく、昇っていきたいですね。


自分の弱さを認める事も強さです。


さぁ。今年は、どんな一年になるかなぁ?


被災された方の無事を祈りつつ、自分は自分に出来る事をやっていくしかありませんので、今年も楽しみたいと思います。

皆さんの一年が、楽しい一年になりますように。

それでは今回はこの辺で。

また、お会いしましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?