スーパーパワーを引き出す ニンジャ式パワーフードとは?
『スーパーベターになろう』という本を読みました。
要約するなら「ゲームは現実逃避の道具ではない!ゲームで鍛えられた能力を実生活にも活かそう」といった内容の本です。そんなことできないでしょって思うかもしれませんが、数々のゲームを題材とした研究を元に書いてあるので、個人的にはとても面白かったです。
この本の第3部では、目的に合わせて自分をパワーアップすることができる「冒険」が3つ用意されています。
その中の「ニンジャ式変身」は、体重計を捨て、ダイエットをせず健康で強い人間になることを目標にデザインされておりまして、その中の「ニンジャのように食べる」というクエストが個人的に腑に落ちたので、皆様にご紹介したいと思います。
ニンジャのように食べるには?
ニンジャ式変身の食事ルールは極めて単純です。それは「自分は強くなったと感じさせてくれる食べ物を食べること」です。
向こう三週間、あなたのミッションは、自分は強くなったと感じさせてくれる食べ物を、食事のたびにひとつ食べることだ。どんな食べ物についてであれ、食べる量を減らすことは考えなくてもよい。いい気分にさせてくれる食べ物をもっとたくさん食べることに集中しよう。
『スーパーベターになろう!』より引用
注意点としては、食べているあいだ幸せになる食べ物ではなく、食べたあともいい気分でいられる食べ物を食べようってことです。また、他の食べ物を減らす必要はなく、パワーフードをもっと食べることに集中することが秘訣とのことです。
と言われても何がパワーフードか分からない方もみえるだろうと、ジェイン・マクゴナガル博士が例をあげてくれています。
・ローストしたひまわりの種
・ヨーグルト
・さつまいも
・スクランブル・エッグ
・ポップコーン
・バナナ
・ひよこ豆(またはそれをペースト状にしたハマス)
・ブラックチョコレート
・ブルーベリー
・キヌア
・ほうれん草
・アーモンド
・ベジタリアン用のチリコンカン
「ポップコーンはさすがに体に悪いのでは?」と思ったりしますが、他の食材は健康的な物が多いですね。
口を酸っぱくして言いますと、他の食べ物を減らす必要は全くありません。上記の食べ物以外でも自分が強くなったと感じれる食べ物はあなたのパワーフードですし、他のものを食べていけない訳ではありません。
個人的なパワーフードはさつまいも、スクランブルエッグです。どちらも食べると幸せになりますし、元気が出てくるので重宝しています。ダークチョコレートも食べるのですが、これはパワーフードというより、他の甘味に手を出さないための予防的な意味合いが強いですかねー。
まとめ
・ニンジャ式パワーフードとは、自分は強くなったと感じさせてくれる食べ物である
・パワーフード以外を我慢する必要は全くなく、パワーフードを食べる量や頻度を増やすことに集中する
といった内容でした。ちまたで様々な体に良いものが紹介されている中、「自分を強くしてくれるものをたくさん食べる」という考え方はシンプルで分かりやすいのではないでしょうか?
この本では他にも、テトリスを使ってPTSDを防ぐ方法やVRゲームでやけど患者の痛みを半減させる方法など、さまざまなゲーム研究が紹介されています。そして読んでいるととてもゲームがやりたくなります(私は最近ソリティアにハマっています)
興味のある方は、著者の公演動画が日本語字幕で見れるので、良かったら見てみてください。7分30秒寿命が延びるそうですよ。
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