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【NO Farm, GET Visa】田舎の加工食品工場でセカンドワーホリをGetした話


こんにちわ。
たまたまFackbookでぽろっと話したことから、たくさんの方がセカンドワーホリの取れるところ・取れる方法を探しているというご連絡をいただきまして、半年ほど前に無事セカンドワーホリのビザが取れたことをまとめていこうと思います。

この記事は2022年10月に申請&許可が下りたものになります。


セカンドワーホリについて


オーストラリアに来て過ごしてみて、もう少しオーストラリアで生活したいなって人は多いと思います。

オーストラリアでは、セカンドワーホリとして知られる第二種ワーキングホリデービザを取得するために、農業での仕事をすることが一般的でした。しかし、近年、オーストラリア国内で深刻な人手不足が問題となっており、その影響で他の産業でもセカンドワーホリの申請が可能となりました。

例えば、ホスピタリティー業界では、ホテル、レストラン、カフェ、バーなどでの仕事が対象となっています。観光業界では、ツアーガイド、アトラクションスタッフ、旅行代理店での仕事が対象となっています。林業や漁業にもセカンドワーホリの仕事があります。林業では、植林、林道整備、伐採、木材の製造などが対象です。漁業では、漁船での仕事や養殖場での仕事が対象となっています。

これらの産業で働くためには、通常の労働者と同じように働き、税金を払い、最低賃金を受け取る必要があります。
ただ私の前職の同僚にも経験した人がいたのですが、炎天下・過酷労働・人間として扱われないような家畜小屋みたいなアコモデーションで耐えながらのファームジョブなんて嫌だ…と諦めている人も多いかと思います。実際、私の場合もそう思っていました。

オーストラリアの仕事探しはなんでも情報戦だと思っています。日本人の場合、英語力がないからと、日本人プロバイダーの紹介で低賃金・過酷なファームを選択される方がほんとに多いように感じます。私の場合も最初は、ファームを探していました。国籍問わず、ワーホリで来てる友達や、ホステルのルームメイト、同僚、はたまた道端でちょっと話すようになった人まで、「そろそろセカンドワーホリとるために仕事探さないといけないんだよねえ~」と話していました。すると、結構、友達がどこ行ってたよ~とか、あそこはやめておいたほうがいいよ、など教えてくれて、情報をガンガン集めることができました。

実際に私がセカンドを取得した会社の条件など


私が働いたのは、食品加工の工場です。
といっても、肉(ミート)ファクトリーではなく、ナッツのファクトリーです。なので、血の臭いにまみれることもなく、刃物で指を切断する心配もなく、炎天下で中腰作業の心配もなく、天候に左右されて突然仕事がなくなる不安もなく、涼しい工場内で淡々と作業をして3か月でしっかりと申請できる日数までこぎつけることができました。

◎仕事内容


ナッツの仕分け・パッキング作業
ナッツの工場での仕事内容について、私が担当していたのは仕分け作業でした。この作業は、ベルトコンベアの前に座り、ナッツを手でつかみ、目で見て質の悪いものを見つけ、省いていく作業です。食べられないような質の悪いナッツや、割れているナッツ、緑やピンク色、黒ずんでいるナッツなど、様々な理由で不良品となるナッツを見つけ、手早く仕分けていきます。

若い男性の場合は、パッキングのポジションになることが多いようです。パッキングの作業は、仕分け作業と異なり、機械的な作業が多く、箱詰めやシール貼りなどの作業が主な仕事内容です。仕分け作業と比べると、思いものを運ぶ重労働・単純作業が多いため、仕事に慣れるまでは少し大変で退屈に感じるかもしれませんが、作業が覚えられるとスピードが上がり、効率よく作業を進めることができます。

仕分け作業とパッキング作業の報酬は、パッキングのほうが重労働なためか約1ドルほど高かったです。

ナッツの工場での仕事は、繰り返しの単純作業が多いため、退屈に感じるかもしれませんが、正確性や集中力が求められるため、自分自身のスキルアップにもつながります。また、現地のスタッフや他の外国人ワーカーと交流することで、異文化や異なる言語に触れる機会も得られます。

◎出勤時間と給料


ソルティングの仕事は時給$27.46です。(※2022年の時点で。2023年7月以降は時給上がっています)
私のいた工場では、勤務時間は6時から14時、14時から22時、そして22時から6時までの交代制です。夜勤は清掃のみとなっており、清掃の仕事ではセカンドワーキングホリデーのビザを申請することはできません。
アフタヌーンシフトである14時から22時の勤務では、夜勤手当が15%加算されます。
さらに残業すると1.5倍のお給料になるので、時給$41.19になります。
繁忙期になると、残業できるかどうか上司から聞かれることもあります。もちろん、自分の時間を充実させたいという人は、断っても全く問題ありません。

以下の写真は実際の私の給料明細(一週間)です。

一週間の給料明細

この仕事は屋外のフルーツピッキングの仕事と違い、室内で快適な温度の中で週5日働くことができます。そのため、日数を稼ぐことが簡単であり、オーストラリアでのセカンドワーキングホリデーをゲットするにはおすすめの仕事です。

◎職場環境


私のいた時期は、3割アジア人、3割ラテン系、のこりの6割オーストラリア人もしくは永住権保持者という感じでした。日本人は私だけでした。聞いている話の漢字だと、1シーズン1日本人って感じなのかなと思います。

工場は、車がないと出勤できない地域にありました。初めの数日から数週間は、車をレンタルするなどの対策が必要でした。また、同僚にピックアップしてもらう交渉をすることもできます。その場合、数十ドルのガソリン代を支払うことが一般的です。私は3か月以上地域に残ることに決めたので、途中で車の購入をしましたが、88日だけのためでしたら、車なしでも働いてる南米のワーホリ勢も見かけました。

◎アコモデーションについて


会社で用意してくれるわけではないので、自力で探すことになります。ただし、オージーの同僚が自分の家の一室を貸してくれるケースもまれに見かけましたが、それはタイミングと運によるといえます。

また、キャラバンなどで移動してきている人は、キャラバンに泊まったりしている人も過去にいたそうです。

私は、最初は車で40分くらいのところにあるホステルに1週間単位で宿を取り、そこから家が決まるまで出勤していました。ホステルは比較的リーズナブルな価格で宿泊でき、リゾート地にあることもあり、私のような仕事のために住んでいる人は半々くらいで、安いからこそなのかもしれないですが喫煙席以外でタバコやマリファナを吸っている人がいたり、キッチンはいつも汚かったりと、女の子一人で過ごすことになるとちょっときついかもしれないですね。その後は、一軒家のオージーのおじいちゃんの住む家の一室を借りることができ、快適に過ごすことができました。

私の英語力について


そんな話しかけるなんて…英語力ないから無理…!という方も多いと思います。最近日本のテレビでオーストラリアへの出稼ぎワーホリが増えていると聞きましたが、英語が苦手だと不安に感じる方もいるかもしれませんね。

しかし、オーストラリアでは英語を話せることが求められる仕事が多いため、現地での生活や仕事をスムーズに過ごすためには英語力の向上が必要です。ただし、英語が苦手でも心配はいりません。留学やオンラインコース、言語交換プログラムなど、英語力を向上させるための様々なリソースがあります。

また、オーストラリアでは多くの雇用主がトレーニングやサポートを提供してくれるため、現地での仕事に必要な最低限の英語力を身につけることができます。さらに、英語が苦手でもコミュニケーションの手段はたくさんあります。ジェスチャーや絵を使ったり、Google翻訳などのアプリを利用したりすることで、英語が苦手でもコミュニケーションをとることができます。さすがに向上に携帯を持ち込むことはできませんが、私は日本人特有の笑顔と素直に学ぶ姿勢、あとはジェスチャーにだいぶ助けられたと思っています。

私自身オーストラリアに来る前の英語力はTOEIC 530点で、比較的基本的な英語表現を理解できる程度のレベルです。TOEICはビジネスシーンでのコミュニケーションに焦点を当てたテストであり、530点のスコアを持つ人は、日常生活での英語表現において一般的な簡単な文章や単語について理解できると言えます。

しかし、ビジネスシーンにおいて、より複雑な表現や専門用語にはまだまだわかりません。また、英語のリスニングにおいても、比較的簡単な会話や文章は聞き取れますが、速度やオーストラリア特有のアクセントは理解が難しく感じました。
私のの英語力は初級レベルに近いものと言えますが、基本的な英語力を持ち、日常会話や一般的なビジネスシーンでのコミュニケーションには十分対応できるレベルです。一人で工場に乗り込むならこのくらいはできたほうがいいという最低限のレベルなのではないかなと思っています。

工場の詳細とアプライ方法

私はジョブsearchで検索して、工場の求人を見つけました。私が働いた工場の住所と名前、そして私がお世話になった職業紹介所を載せます。しかし、以前にフェイスブックやTwitterでおせっかいに助けようとしたワーホリさんたちとの経験から、真剣に仕事を探している人だけに情報を提供することにしました。日本人が無礼な態度をとってしまうことを望まないため、今後は有料での紹介になります。ただし、実際に働き始めれば、そのお金は30分で回収できるほどの金額です。

私が働いた工場では、日本人は素直でよく働くという評判がありました。突然休むこともなく、礼儀正しいということで、私たちのイメージを壊さないよう、真剣に働きたい方だけに情報を提供することにしました。ただし、応募したからといって必ずしも受かるわけではありません。それでも、私が経験したことが少しでも参考になって、ご自分に合った仕事を見つけることができるように願っています。

以下、工場の詳細アドレスやHPなどになります。

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