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マイコンプログラミング その4

前回ポート出力によるLED点灯を行いました。今回は続きでタイマーを使ってLEDを点滅させたいと思います。(いわゆるLチカですね) 点滅のためのタイマーですが、CMT(コンペアマッチタイマー)を使用します。このタイマーは一定周期でカウンタがカウントアップするもので、例えば0.1秒周期でカウントアップする場合は、カウンタが600になった時が60秒(1分)経過した事になります。 開発環境はルネサス純正のHEWを使用しています。 CMTの準備 まずはプロテクトを解除して、レ

    • マイコンプログラミング その3

      前回クロック設定まで行いました。今回はポート設定をしてLEDを点灯させてみたいと思います。 IOポート設定ポート選定 まずは、マイコンボードの回路図を確認して、何も回路が接続されていないポートを探します。今回はP34(ポート3の4ビット目という意味)が空いているのでここにLEDを接続して使いたいと思います。 汎用入出力設定 RX210マイコンは周辺機能(タイマーやAD変換モジュールなど)とIOを共有しています。このため、周辺機能の入出力として使いたいのか、汎用入出力と

      • マイコンプログラミング その2

        はじめに前回はパワーオンリセットがかかり、PowerON_Reset_PC関数を呼び出すところまででした。今回はHardwareSetup関数の中を実装してみます。 プロテクトレジスタ設定はじめにクロックを設定します。が、事前にプロテクトレジスタでクロックモジュールの設定変更ができるようにしておかないと、クロック設定ができません。(最初ここにハマって上手く設定ができませんでした…) 一度プロテクトを解除するため、PRKEYビットに「0xA501」を書き込みます。クロック

        • マイコンプログラミング その1

          はじめに過去にLEDキューブ製作などでマイコンを使用して、プログラミングしてきました。ただ良く分からずにプログラミングしていた部分もあったので、もう少し調べながらソフトを作ってみたいと思います。 電源ONをするとポート出力でLEDを点灯するプログラムを作成します。 使用マイコン:RX210マイコンボード(秋月AE-RX210) 開発環境:High-perfomance Embedded Workshop V4.09 電源ON電源ONするとリセット(パワーオンリセット

        マイコンプログラミング その4

          Processingを使ったビジュアルプログラミング

          はじめに今回は、Processingというプログラミング開発環境で音とグラフィックを同期させたシステムを作りたいと思います。 ProcessingについてProcessingとは、MITメディアラボで開発されたビジュアルデザインをするための開発環境です。Javaのような言語で開発できます。 作ってみたいもの音楽データを認識して、音楽の音量や周波数に応じて表示が変化する、イコライザーの様なものに挑戦します。 音楽データはローカルにあるmp3を再生して、この音楽データに同

          Processingを使ったビジュアルプログラミング

          ステンドグラスイルミネーションを作る 最終回

          LEDの固定最後に光源であるLEDを固定する工作をします。 固定方法をどうしようかとあたりを見渡していたら、ペットボトルのキャップを発見!これにLEDを固定しようかと思います。 最初にLEDを差し込むための穴を空けます。 写真はありませんが、ここにLED5個を差し込みボンドで固定しまた。 ボンドが乾く間に、土台の方の配線をします。 最後に、LEDと配線します。 完成マイコンでランダムにLEDをグラデーションをかけながら、適当に光らせています。 とりあえず光ったので完成

          ステンドグラスイルミネーションを作る 最終回

          ステンドグラスイルミネーションを作る 5

          はじめに久しぶりに、イルミネーション作りを再開します。 前回は土台まで作ったので、次は上部のガラス部分の作成です。 ガラスカットステンドグラスの要領で、作成を進めていきます。 まずはガラスの切り出しです。定規を使いマジックで切り出したい線を書きます。 切り出す道具は、オイルカッターという専用工具を使いました。 こんな工具です。ローラーの反対側からオイルを注入して使います。 オイルカッターで切り込み入れたから、パッキンとガラスが割れるわけではなく、ランニングプライヤーとい

          ステンドグラスイルミネーションを作る 5

          ステンドグラスイルミネーションを作る 4

          土台作り今回は、イルミネーションの土台作りを行います。 土台は木の板でボックスを作り、この下に制御用のマイコン基板とLED用の基板を収納します。 近所のホームセンタで木の板を購入して、カットをしてもらいました。 カットしてもらえると、楽に綺麗にできるのでありがたいですね。 まず下用の板にねじ穴をあけ、基板を板とねじ止めします。 続いて、側面の板を取り付けます。今回取り付けはボンドで行っています。 上面の板を載せて、前側から見ると綺麗にボックス状になりました。 この上面の

          ステンドグラスイルミネーションを作る 4

          ステンドグラスイルミネーションを作る 3

          吹きガラス体験をしてみた最初にLEDの光源作りから始めましたが、並行して外側になるガラス作りもトライしてみました。ステンドグラスでも良かったのですが、吹きガラスによるイルミネーションも良いかなと思い、吹きガラス体験をしてみました。 とりあえず、コップを作ってみましたが、思っていた以上に吹きガラスで自由な形状を作るのは大変そうです。最初はステンドグラスから始めてみて、将来的には吹きガラスで作ってみるのもいいかなという感じでした。 明るさを調整するLEDの光源作りを再開です。

          ステンドグラスイルミネーションを作る 3

          ステンドグラスイルミネーションを作る 2

          グラデーションをかける前回LEDを点灯する実験を行いました。 実際にイルミネーションとして点灯する場合は、ある色からある色へグラデーションをかけながら、徐々に変化させると綺麗になりそうです。 なので、今回はグラデーションをかける作業を行います。 イメージとしては、2つの色を指定して、この2点間で徐々にグラデーションをかけながら、LEDの色を変化させるものです。 使用しているLEDは、RGB(光の3原色)で色を指定しますが、RGBをそのまま使うとグラデーション用の中間色を

          ステンドグラスイルミネーションを作る 2

          ステンドグラスイルミネーションを作る 1

          はじめにスタンドグラスにLEDの光源を収めた、イルミネーション作りをしてみたいと思います。ぼんやりとしたイメージですが、スタンドグラスのオブジェクトを作成して、中にフルカラーのLEDを光源として仕込む。これをマイコンんで制御するものです。 LEDを光らせるとりあえず、光源用のフルカラーLEDを光らせる事から始めます。 手に入れたフルカラーLEDは「PL9823」。 DINからシリアルデータでカラー情報を入力 VDDから電圧(5V)を入力 GNDをマイナス側と接続 D

          ステンドグラスイルミネーションを作る 1

          LEDキューブを出展してみる

          以前作成したLEDキューブを、11月5日に行われた「浜松マイクロメーカーフェア」へ出展しました。 初めて展示会に出展で勝手が解らずの参加でしたので、単純に机にLEDキューブのみという、以下のような状態でした… 他の出展者は、ボード設置やシートを敷いたりと、いろいろと工夫されてPRしていました。今度出展することがあれば、私もいろいろと工夫したいところです。 実際出展してみると、LEDキューブを自分も作ったよという人や、LEDキューブを出展している人がいたりと刺激になりまし

          LEDキューブを出展してみる

          8x8x8のLEDキューブを作成 その10

          1.材料の準備回路が一通りできたので、回路を収めるボックスを作りたいと思います。木材をホームセンターで購入してカットしてもらいました。カットした木材は以下になります。 2.側面と全面の組み立て②と③に、④と⑤のパネルを固定するための木の棒をボンドで貼り付けます。 この②と③に、①の前面パネルをボンドで接着します。 3.基板の取り付け④のパネルに以下のように直径3mmの穴をあけます。 赤四角が制御基板を、青四角の部分にマイコンボードを取り付けます。 基板を取り付けると

          8x8x8のLEDキューブを作成 その10

          机を作ってみる

          1.はじめに今使っている机は狭いので、もっと広い机に変更しようと思います。 調べてみると、天板と足が用意できれば、簡単にいい感じの机ができそうなので、自作に挑戦します。 用意したもの 天板 アカシア集成材をホームセンターで購入。1600mm X 900mmのサイズにカットしてもらいました。 机の脚 アマゾンで購入した脚4本。高さは40cmのものを購入しました。今回はローテーブルを作るので、低い脚にしました。ただし机の下にPCを収めたいので40cmとしました。赤丸の天板と

          机を作ってみる

          8x8x8のLEDキューブを作成 その9

          1.回路のチェック前回LEDキューブの動作確認を始めましたが、上手く点灯しませんでした。 テスター片手の通電チェックや目視確認を行った結果、5か所以上の配線ミスやハンダ不良が見つかり修正です。 ハンダ不良は見た目じゃ分かりにくかったりするので、この修正に数日の時間を要しましたが、何とかなりました。 購入時はどの程度使用するか不明でしたが、今回の動作確認で大変役に立ちました。今後も電子工作時は必須です。 余談ですが、ハンダごての先端清掃用に購入した、以下のこて先クリーナも

          8x8x8のLEDキューブを作成 その9

          8x8x8のLEDキューブを作成 その8

          1.制御基板を作成LEDキューブ本体に続き、制御回路の基板作成を行います。 回路的にはLEDに出力するためのシフトレジスタICと、1~8段を切り替えるスイッチング用のトランジスタで構成しています。 作成した基板が以下です。 シフトレジスタの出力をフラットケーブルから出力します。 このフラットケーブルの先にLEDキューブが接続されます。 この状態でテスターを当てて簡単な動作確認をしたところ、想定していた通りに動作しているので、まずは一安心です。 2.LEDキューブと接続こん

          8x8x8のLEDキューブを作成 その8