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毎日飲まなきゃ損してる!?お茶の健康効果を6選を紹介

この記事ではお茶を飲むとどんな健康効果があるのか詳しく解説します。

日常的に口にするもので、これだけの健康効果がある食べ物は他にありません!

もはや薬なのでは?と思ってしまうような健康効果があります。

ではいきましょう!

お茶の健康効果6選

1.肥満予防

1つ目は肥満予防効果です。

濃度の高いカテキンを3カ月ほど摂取を続けた実験では、体重、全脂肪量、内臓脂肪量、血中LDLコレステロール量が有為に低くなったという実験があります。

具体的には、花王株式会社が行った12週間の実験でで以下のような効果がありました。

  • 体重が1.3kg減少

  • BMIが0.5kg/㎡減少

  • 内臓脂肪が9.0㎠減少

  • 全脂肪面積が24.5㎠減少

台湾やオランダで行われた数千人を対象とした調査で、お茶を飲む習慣があり長年継続している人は、お茶を飲む習慣がない人と比べてBMIや体脂肪率が低いということがわかっています。

2.生活習慣病予防

お茶に含まれるカテキンの作用により、血圧やコレステロールの上昇を防ぐことや、糖尿病を予防する効果があることがわかっています。

これは、カテキンに血液の中にある血圧を上昇させる酵素の働きを抑える効果があり、体のなかにある活性酸素を取り除くことで、血管が拡張が促され、血圧の上昇が抑えられるためです。

また、血液中のコレステロールの上昇を抑える効果があることが、動物実験などで確認されています。

さらに、食事で摂取したデンプンを分解する酵素のアミラーゼの作用を抑制して、ブドウ糖が作られることを防ぐので、食事中にお茶を一緒に飲むことで血糖値の上昇が抑えられ、糖尿病の予防につながります。

3.がん予防

カテキンには細胞の突然変異と細胞のがん化を防ぐ作用、がん細胞の自己死滅、がん転移の抑制など、かんの予防や再発防止に役立つ作用があることがわかっています。

ただし、宮城県で行われたある研究では、緑茶の摂取における各種がんに対しての有為な関係はないという報告もあります。

抗がん作用があるという実験が行われたのは静岡県などの茶産地で行われたものが多く、こうした地域は日常的に飲むお茶のカテキン濃度が高いこともわかっています。

ただ緑茶を飲めば抗がん作用があるというわけではなく、カテキンの濃度も重要な要素になっています。

たくさん茶葉を使って、しっかり濃い味のお茶を楽しむのもいいかもしれません。

4.抗菌・殺菌作用

緑茶のカテキンには抗菌・殺菌効果があり、ピロリ菌の抑制やボツリヌス菌、コレラ菌、O-157 などの食中毒菌や病原菌を退治する作用があります。

また、風邪やインフルエンザといったウイルスが粘膜細胞に感染するのを防ぐ作用があり、“緑茶うがい”をすることでインフルエンザの発症が減少したという報告もあります。

さらに、お茶はコロナウイルスにも有効ではないかという研究結果もあります。

詳しい研究成果はこれからですが、期待が持てそうです。

数百年前からあるお茶が、最新のウイルスにも有効というのは凄いことだなと本当に思います。

5.虫歯予防・口腔内衛生改善

緑茶に含まれるカテキンは虫歯菌や、歯周病の原因となる菌などに対して強い抗菌作用があることがわかっており、グルカンの形成を抑えて、歯垢が作られることを防ぐ効果があります。

さらに、お茶にはフッ素が含まれています。

フッ素は歯磨き粉や、歯医者さんでコーティングとして使われていたりと、歯の表面をコーティングして、酸の侵入を防いでくれます。

カテキンの殺菌効果とフッ素のダブル作用で口腔環境の改善にはうってつけです。

虫歯予防効果、口臭の消臭効果、歯肉炎の改善効果と口周りの衛生改善にはバッチリ効果があります。

6.リラックス・集中力アップ

これまでは緑茶のカテキンの効果でしたが、これからはテアニンというお茶に含まれるアミノ酸の一種で、主なうまみ成分の効果になります。

このテアニンには、リラックスしているときに出る“アルファ波”が出る回数や時間を増幅させる作用があることが多くの実験によってわかっています。

また、テアニンを摂取すると集中力がアップすることもわかっています。

実験ではテストの正答率や反応時間も短縮することがわかっています。

つまり、お茶からテアニンを摂取することで、リラックスした状態で、仕事や勉強に取り組むことができると考えられます。

このテアニンは熱い温度のお湯で入れた時よりも、水出しなど、低い温度で淹れた時の方が出やすいので、仕事中やリラックスしたい時などは、水出しでお茶を飲むのがおすすめです。

詳しくは別記事でまとめているので、こちらもよければご覧下さい。

まとめ

もう一度おさらいです。
お茶には以下の健康効果があります。

1.肥満予防
2.生活習慣病予防
3.がん予防
4.抗菌・殺菌作用
5.虫歯予防・口腔内衛生改善
6.リラックス・集中力アップ

自分でもこの記事をまとめていて、普段飲んでいるお茶にこれだけの効果があったの!?と驚きました。

お茶を日本に広めたとされる鎌倉時代の栄西禅師はすでにお茶のポテンシャルに気づいていて、以下のように記しています。

茶は養生の仙薬であり、長寿のための妙薬である。

栄西禅師著:『喫茶養生記』


今回の記事では具体的にどんな効果があるのかをまとめました。

この記事を読んで、「飲もうかなー」という感覚から「飲まなきゃ損だ!」ぐらいの感覚になって頂ければ嬉しいです。

今回の参考文献はこちらになります。

一読して頂いて、よりお茶の健康効果などについて理解を深めてみてはいかがでしょうか?


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