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イヤなこといっぱい言われた 泣かされたこといっぱいあった 圧倒的にいっぱい困らされた ほと…
空を見上げ 雨雲をうらめしく思い 仕事で落ち込み コーヒーで一息 深呼吸して 身体をほぐし…
ざあと雨のように舞う オレンジや黄色の葉は 静かに降りしきる白い雪は 落ちたそこで やがて…
歩くたびに 雪がクククと たえまなく 寒さを惜しむ音を 見やると そばには鳥の足あと 犬の…
言葉にしない方がいい思いを どうしたらいいの ちょっと傾けたら こぼれそうな気持ちを どこ…
明日かえる 前夜には寂しくなる 心配は少し減って 何とかやっていけそうだと信じられるけれど…
空港で 別れる二人の目が小さくなる みるみる赤くふちどってくるその目を ふりはらうように 笑顔で手を振る 元気でね またね 気をつけてね ダンナ君によろしくね 父と母が 心の限りを言葉にしようとするけれど それ以上の何かを訴えたくても 笑おうとしてくれる 二人の顔を 私は知っている 夫と私 息子へ 言葉にしつくせない感情を 別れ際に精一杯こめて こめきれないほどに抱えて どうしてもすべてを伝えつくせない 遠いね すぐ会えたら良いのにね 身体は大丈夫かな 心細
空に波打つ風が 秋だよって教えてくれる もう終わったんだ すぐに息があがりそうな めまい…
そんなふうにしっかり者のキミは 幼いころに 家族をささえていたなんて そんなふうに明るい陽…
なんて美しく つややかで まばゆいばかりで 目がくらむ なんてきめ細かく しずかで はなやか…
たった一人の愛情で 地球を考え たった一人の怒りが 次々に連鎖する ワタシだけの悲しみは …
言葉は あおい時を過ぎているのに なかなか実にならない果実みたいに つたなくて 教えてほし…
ただいまと声をかけ 家族の話をすると アナタは笑う そりゃあ大変だったね そりゃあ良かっ…
久しぶりに窓際にすわり、前夜はたくさん眠れたはずなのにひと眠り。 目がさめると体勢を変えて首を伸ばし、窓から景色をのぞきこむ。 山の合間の家々。タイルみたいに整然とした田んぼ。 あの集落の人たちにも、きっと悩みがあり、きっと楽しみがある。 ここからすぐそばに見えるあの村と、あの街は、となりなのにそれぞれにちょっと遠い存在。 うねうねと細く長く続く川沿いの家々にも多くの一つ一つに命があって。 それをただのカタマリにして、「人」を感じないようにするなんて、どう
