見出し画像

【愛着障害・うつ・AC】過去は変えられる!!

アダルトチルドレンの人は、付き合っている人を間違っている場合が多々あります。

たとえば私の例で言うと、親が問題多き人だっただけに、大人になってからも問題多き人たちに、それと知らずに関わってきました。

関わってきた人たちは、ほとんどが依存的で私から何かを搾取していく人でしたが、その当時の私は依存関係であることには全く気づいていませんでした。


たしかにアダルトチルドレンの人は素直すぎるから悪い人には気をつけなければいけません。

トラウマや複雑性PTSDのある人は悪い人を見抜くことができません。

良い人と悪い人の区別がつかないのです。

悪い人の被害にあってしまうし、さらに自分を責めてしまうのです。

そして世の中は厳しいところ、というビリーフをさらに強固にするのです。

ですからアダルトチルドレンの人は、つきあう人と環境を良いものにする必要があります。

アダルトチルドレンの人は、置かれた場所で咲くタイプではありません。

咲く場所を選ぶタイプです。

悪い人に関わると搾取されて疲弊していきますから、おかしいと思ったらすぐに逃げてください。

気をつけなければいけない人は全体の三割ぐらいではないかと思います。

あとの七割ぐらいの人は優しいですよ。

私の実感です。

アダルトチルドレンの人は、さんざん傷つけられてきたから、優しい人が居ることが分からないし、どの人が優しい人か見極める目を持っていません。

さらに被害に遭っていても自分が悪いからと自分を責めるます。

私はそこに気づき、そこから抜け出すまでに、ずいぶん長い時間がかかりました。

頑張っているのに何故か幸せにならない人は、付き合っている人を間違っているのかもしれません。


私は、親が問題のある人だったから、人生に問題ある人がつぎつぎと現れて、ずっと問題ある人に関わることになりました。

相手はパートナーだったこともあるし、職場の上司や先輩、同僚だったこともあるし、メンター的な人や心理士だったこともありました。

当時、私は彼らの正体をまったく見抜けず、良い人と勘違いしていました。

私が良い人だと思って関わってきた人たちは、みんな私に依存して、私を利用する人たちばかりでした。

私から養分を吸い取ろうとする人たち。

私が自己犠牲することによって成り立っていた関係でした。


これまでがおかしかったのです。

私は付き合う人を間違っていたのです。



これまで私が顧みなかった沢山の人たちがいました。

その人たちの中に良い人が居たことを、見逃して気づいていませんでした。

私の人生のなかに現れ、同じ時間と場所を享有していたにも関わらず、興味をそそられなかった人たち。

その人たちは、退屈だったり、面白味が無かったり、刺激が無かったり、私とは世界が違って接点がないと感じられて、その時はこころに残ることはありませんでした。

しかし、こうした素通りして行った人たちの中に、愛のある人、人情のある人が居たなあと、最近になってやっと気づくのです。

私は愛を体験したことがなかったから、目の前にある愛に気づくことができずに、かえって心地悪さを感じていました。

慣れていないものは分からないし、どうしたらいいか分からないのです。

私がその人たちから愛を受け取らなかっただけで、愛はいつでも側に、手を伸ばせば届く範囲にあったと、いまはそう思います。


誰からも愛されていない、と悩んでいる人は言います。

私もそうでした。

しかし、それは人生のもう一つの面を見ていなかったからです。

今生きている世界が怒りと悲しみに満ちているとしたら、それが子どもの頃からよく知っている馴染みの世界に住み続けているからで、まだ知らない別の世界の存在には気づいていない、ということです。

別の世界はすぐ側に確かに存在していたのでした。

存在しているのに、見ようとしなかったもう一つの世界は、私に気づいてもらうのを待っていたのかもしれない、と思いました。

これまで見逃してきたもう一つの世界が見えてきたとき、過去の思い込みは書き変わっていきました。

私はすでに愛されていた、そのことに気づいたです。

愛されていたことは紛れもない事実だと自然に思えるのでした。

私を育てた故郷の自然、学校で学び遊んだ友だち、仕事を教えてくれた職場の人たち。

通りすがりの人たちや太陽や草木や風からも愛をもらったことを思い出したのです。

今やっと目が覚めたような気がします。

これまでの自分やこれまで出会った人たちを見る目がすっかり変わったら、過去の意味づけもまったく変わりました。

もはや過去は私を苦しめるものではなくなりました。

過去は私を暖め、私を勇気づけ、私は何者であるを教えます。

過去は私を脅かすものでは無くなり、私の強い味方になったのです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?