見出し画像

知っておこう

テレビやYouTube、note。
見ているとついつい時間が経ってしまう。

目当てのモノを見た後に、それに関連したモノが見つかるからだろうか。
自分の意識にあがってないだけで実は興味がある、そんなモノがあちらこちらに散らばっているからだろうか。

時間の浪費になる時もある。だから、見るモノや時間を決めておいたり、そもそも他の作業が終わった後に見よう。…それはともかく。

思わぬ収穫を得られる時もある。
今回テレビを見ていて、こんな環境もあるんだと思った。ハートネットTV。地域の子どもなら誰でも受け入れ、地域と連携して子どもの「しんどさ」に向き合う、奈良県の中学校の話。

子どもの時、車椅子の子が入学してきた。学年が離れていたから関わる機会はなかったけれど、幼心になんらかの違いは感じていたように思う。校内のトイレや体育館への通路、あらゆる場がバリアフリーになった。見慣れた景色が大きく変わり、その子が過ごすためにはそれだけ環境を変えなきゃいけないんだなぁ、と思った。身体に障害があるという違い。ただ、自分とは持っている"当たり前"が違うだけのこと。

当時はまだ珍しい存在だったけど、今はいることが当たり前になりつつある。身体障害、知的障害、発達障害、ヤングケアラー。自分が知らなかっただけで、当時も実際にはもっと身近なところに何人もいたんだろうな。

人は、知らない、分からない部分があまりにも多いと、その相手を警戒したり嫌うそうだ。自分とは持っている"当たり前"が違う、それだけのことで。

だから、まずは知っておこう。
そういう違いを持っている人がいること。
自分も違いを持っていること。
相手も「しんどさ」を感じる生き物であること。
あらゆる人が共存出来る場を作っている環境があること。