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#6 「世界から猫が消えたなら」

自分が1日生き延びるために何か消せるなら何から消しますか?

そして、何を最後に残しますか。


今日の映画は、タイトルの通り、「世界から猫が消えたなら」。
日本の映画って、名前がない、「僕」とか「彼女」とか苗字だけとかの役名多い気がする。特に最近の映画。「南瓜とマヨネーズ」も「きみの鳥はうたえる」も。

この映画は、明日死ぬことを知った僕が、「この世界から一つ消す代わりに1日寿命を伸ばしてあげる」という提案を悪魔から持ちかけられるという、ファンタジー。しかも、大切なものじゃないとダメという条件付き。

最初に彼が選んだのは「電話」。思い出も一緒に消えてしまうのが、この映画のミソ。思い出も消えるんだったらと思うと、ねえ。難しい。

この映画見ながら、最初に何消すかな。最後まで何残すかな。って考えた。
何にも関係ないんだったら、カビ、、、と思ったけど、医療とか農業とかに必要だもんね。難しい。無人島に何持ってくかくらい難しい。

私の大切なものは携帯、手紙、映画、音楽、ダンス、猫、本、、、とかかな。一個一個思い出をみていくと、

携帯

全てのつながりの根源だから、なくなったら、今出会っている人の大半との記憶が全てなくなってしまう。携帯で撮った写真も、携帯で聴いた音楽も、携帯で見つけた場所も。やっぱり、携帯が一番辛いかもなあ。手紙を書いたり、CDで聴いたり、カメラで撮ったりはできるけど、思い出が消えちゃうのは辛い。最後候補。

手紙

私の中高(女子校)にはちょっと不思議な文化があって、文通文化。私も中一の時、高3のペアの方と高1の好きな先輩と文通してた。自分の学年が上がれば、下級生と文通したり。個人的に何かの節目に手紙を書くのは好きだし、旅行に行ったらその土地のポストカードでメッセージを送るのも好き。この記憶と習慣がなくなってしまうのは惜しい。

映画・音楽・ダンス・本

私の今を構成しているものたち。映画がなかったら、役者を志してはいないし、音楽がなかったらK-POPに始まった私の韓国ライフはないし、ダンスがなかったら私の10年間はなかったことになるし、本がなかったら私の創造性はどこから来るの?一番困るのはやっぱり映画かもなあ。好きだから、なくなってほしくない。

私が生まれてから考えてみると、家には計7ひきの猫がいた。今は3匹だし、実家にいるけれど。私が落ち込んだ時、怖い時、寂しい時、そばにいて温もりをくれた彼らがいなくなってしまうのは辛いなあ。動物のヒーリング効果ってすごいよね。何も言葉は交わさないけど、いろいろ伝わってくる。し、めっちゃ伝えてる。

書き出してみたけど、これ、何を重視するかだと思った。しかも、無くしたところで1日しか生きられない。そう思ったら、その記憶の中で死んだほうがいいんじゃないかって思えてきた。

携帯とか手紙とかはなくなったら悲しいんだけど、何とかできる。確かに今あるつながりはなくなってしまうけど、人と出会って繋がる方法なんていっぱいあるから。

映画とかダンスとかは、私の根源であって、芯だから、なくなってしまったら私は違う職業を志すのかな。今までやりたいって思ったことが、役者とかダンサーとかだから、なくなったら自分は何者になってしまうんだろう。

多分、私が最後になくすなら、映画だと思う。無条件に好きだし、無条件にやりたいって思えることだから。好きに理由なんて本当にないんだよなあ。

こうやって考えてみると、結構やりたいことたくさんある人間だけど、本当にやりたいことは一つなんだなと思った。だから、今バラバラでわかんない時とかに、一番何を残すか、それは代替効かないものなのか、考えてみるといいのかも。

その思い出なくなったとしても本当にやりたいものがそれなのかもしれないし、
消えたくない記憶の中にやりたいきっかけがあるのかもしれない。

小学生の頃、道徳でこういうことやらされるけど、大人になってからの方が必要だなと思った。それに、かんがえてみるの、面白いよね。

おしまいっ!!

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<今日の映画・ドラマ> 

「世界から猫が消えたなら」
 *製作国・年:日本・2016年
 *監督:永井聡
 *脚本:岡田惠和
 *原作:川村元気
 *出演:佐藤健、宮崎あおい、濱田岳

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