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味方のみかた

ワンオペだった夜、長男さんちゃんが次男べえさんをいじりまくって、べえさんがワンワン泣いたので、ちょっとキツめにさんちゃんを叱った。
どうしていじわるして欲しくないのかを滔々と語った後、ちょっと言い過ぎたかなと反省。

寝る前に布団の中で「今日一日がんばって保育園で遊んでくれてありがとう」と2人を労うタイムがあるのだが、その後に「母さんは何があってもさんちゃんとべえさんの味方だからね」と話した。「して欲しくないことをした時は怒ったりすることもあるけど、それでも2人の味方なんだ」と。

以前、この記事で紹介した「ワーママはるのライフシフト習慣術」を読んだ時に、夫氏とわが家の「ミッション」「ビジョン」「バリュー」ってなんだろうと話をした。話をしてみて共通したのは家族同士が「互いに最強の味方であること」だった。
家の外に出たら色々なことがあって、楽しいことだけじゃない。これから子どもたちが大きくなっていけば、しんどいことや苦しいことも出てくるだろう。
それでも家に帰ってきたらホッと安心できて、お互いがお互いの味方であることを感じていられたら外で大変なことがあっても乗り越えられる気がする。時にはぶつかったりすることもあるけれど、味方同士であることを知っていれば互いの意見を理解しあうこともできるはずだ、と。

こうして「互いに最強の味方であること」がわが家のミッションとして明確になり、「味方」がキーワードとなったのだった。

べえさんは、そんな風に言われて安心したのかスーッと眠った。
さんちゃんは「僕も2人の味方だよ。お母さんとべえさんの味方」と言った。「ありがとう」と返してぎゅっと抱きしめると「あ、間違っちゃった」とさんちゃんは言い直した。
「2人じゃなくて3人だった。お母さんと、べえさんと、あとお父さん!」
その言葉に涙が出そうになったのをグッとこらえて
「そうだったね、お父さんそれを聞いたら泣いて喜ぶね」と頭を撫でた。

4歳になったさんちゃん。
たまにいじわるをしたり、わがまま放題になることもあるけれど、根はやさしくてしっかりもののお兄さんに成長している。
夫氏がお父さんとして彼の中にしっかり存在していることがありがたかった。

翌日、朝ごはんの時間に夫氏にそのことを伝えると、「こねこのチー」の最終話にもらい泣きしていた夫氏が、さらに涙を流したのは言うまでもない。

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