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20240212_出来事と時代の変化について考えたこと_ゲームチェンジの世界史_紹介と感想1


はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『ゲームチェンジの世界史』神野正史
です。

内容と感想

 今回の記事では"まえがき"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 ジェンガはゲームの進行に伴い塔が不安定になっていくが、同じことが歴史・社会・国家でも起こる。
 "泰平の世(安定期)"はある時代に生まれた政治・経済・文化などの社会を構成する要素が密接かつ複雑に絡み合いながら安定している状態(ジェンガの初期状態)。社会システムは一度安定すると固定化してしまうが、現実は常に変化している。よって徐々に社会システムと現実が乖離し、社会が不安定になっていく(ジェンガ進行中)。そして現実との乖離が臨界点に達したとき、社会の崩壊が一気に始まる(ジェンガの塔崩壊時)。激動の時代(変革期)が終わると次の安定期が始まるがその社会は変革期の前とは全く異なる制度・体制・システム・社会理念となっている。
 ジェンガの塔が崩壊する最後の一本を引き抜いた瞬間と同じように、"激動の時代"に入る時には何かしら引き金となるきっかけがある。

感想

 今まで、時代を基準にしてその時代に起きた出来事を学ぶことの方が多かったので、時代の変化を起こした出来事(何らかのきっかけ)を軸に歴史を学ぶという進め方は新鮮に感じました。言われてみると、時代の中に出来事があるのではなく、大きな出来事が起きたから時代の変化が生じるという考え方の方が妥当な気がしました。一つの見方として意識できると良いと思いました。同じ物事を見るとしても、視点を変えると見えてくるものも異なると思います。このように視点を変えることができる本などは、今後も積極的に活用していきたいと思いました。
 時代の変化をジェンガに例えて説明していて、とても分かりやすいと感じました。長く続いた平和な時代が終わり、突然激動の時代が来る理由について今まで分からなかったのですが、ジェンガのように徐々に不安定になりながらも元の状態を維持してきたものが、最後の一本を引き抜いたタイミングで一気に崩れる、というイメージをもつことで理解が進みました。一見、安定しているように見えても実際には不安定になり続けているという点を知ることで、多くの人にとって負担が大きい制度を無理矢理続けた後ほど、動乱が大きくなる理由が理解できると思います。古いシステムを無理矢理維持するのではなく、適度に壊しながら変化させていくことの良さを学ぶことがでいました。個人的にも、一度確立した方法に固執し続けないように注意しながら生きていきたいと感じました。

最後に

 社会システムは徐々に不安定になっていることを意識することで、以前のシステムを適度に壊しながら時代に合わせていく重要性が分かると思います。古いシステムに固執し続けないように注意しながら生きていけると良いと思いました。
 一度確立した方法だけに固執しないことを意識し、対応力のある人を目指していきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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