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子どもの実態や個性が見えてくる5月

2023.5.25【165限目】

新学期が始まり、授業参観、学級懇談会、遠足などの行事があり、5月の連休明けには家庭訪問がありました。お家での様子(子どもの生活のリズム、友達との遊び、家庭学習、健康上の事、子どもの性格など)も聞き、学校の様子も、お伝えすることが出来ます。

このころになると、子どもがよく見えてきます。 学級の子どもたちがどんな状態にあるかを知り、一人一人の子どもと向かい合って、日々取り組んでいくことが出来ます。

心が開く学級づくり

低学年を担任している時、休み時間に何人かの子どもたちが寄ってきて、色々な話をしてくれます。でもその話の輪に入りたくても入れない気の弱い子がいます。まだ居場所が見つからない子供もいます。

そんな時、子どもたちが安心して心を開き、なじんでいけるような学級づくりを考えなければならないと思います。

管理主義にならないように子どもに寄り添い、関わりながら、子どもの変化を出来るだけ早く見つけ、子どもの心を開放する仲間づくりや、集団遊びや、班活動など、自由で安心できる子どもの居場所を作っていきます。


5月頃に見られる子どもの様子

新しい学期が始まって1か月余り、連休明けで、少し疲れが見える時期です。慣れないこともあり、新しい生活にすぐなじめない子もいます。知らず知らずのうちにストレスがたまり、気づかないうちに無理をしてしまうこともあります。

5月になる頃に、身体のだるさ、疲れやすい、意欲がないなどの心身の症状が現れることがあります。無気力になり、不安感が強くなることもあります。

子どもが連休明けぐらいに元気がない時は、出来るだけ早く、深刻に考えず、気が楽になるように、話しかけ、ストレスがかからないように、お家の人とも連絡を取りながら、十分な睡眠、休息をとるように心がけます。

学校では、安心して生活が出来る環境づくりをすることが大切です。気が付いたら出来るだけ早く寄り添って、話を聞き、安心できる学級にすることが大切です。

子どもの心の変化に気づかないで、そのままになってしまった時、子どもが学校に行きたくないということになってしまうこともあります。

不登校の多くは、子どもたちが心を開き、なじんでいけるような学級経営が出来ていない場合が多いと思っています。


お家で大切にしたい事

子どもは不安な時、甘えてきます。低学年でしたら、抱っこしたり頭をなでたりしながら話を聞くだけで、安心した気持ちになります。

子どもが、話をして来たら手を止めてじっくり話を聞き、その内容については叱るのではなく、いい所を褒めてあげると、不安な気持ちが無くなり元気になります。

そんな日々の繰り返しが、子どもの成長にとって、かけがえのない栄養になり、自信につながります。

家庭教育の大切なところは、子どもといい関係を持ち、信頼できる親子であることで、子どもは、自分を愛してくれ、守ってくれ、育ててくれているという親の愛を感じ、それが喜びになります。

その喜びが、安心して成長しようと努力する力になります。


もうすぐ6月

4月の忙しさ、5月の連休や学校行事などを経て、落ち着いて子どもたちと向き合うことが出来るのが6月です。

この時期になると、子どもたちは生活にも慣れ、生活態度や学習態度にゆるみが見られがちです。

学級内で、今まで気づかなかった問題が目に着いてくることもあります。もう一度学級でのルールや学習に対する姿勢が身についてきているか、しっかりと子どもたちを見ていく時期です。

近くの小学校から、春の運動会の練習をしている先生の声が、スピーカーから流れてきます。夏のような日射しの中で、子どもたちは頑張っています。熱中症や練習疲れなど、心を配りながらの練習です。

子どもたちは、大きな行事をやり遂げることで、さらに成長していくと思います。心からファイト!と、言いたいです。


庭に咲く花

 

晩秋の小道(作品展に出品)


【今週のけい先生】*担当:夫(父)

夫婦で学んでいる絵画教室から、和歌山 加太の瀬戸内海国立公園に写生会に行きました。潮風を感じながら、スケッチと写真を撮りました。

加太湾と友が島、そして遠景に淡路島がパノラマに観えるレストランで、濃厚な海老スープの細ラーメン(シラス丼付)ランチを美味しく食しました。


【編集担当より】
最近ようやく暖かくなってきました。来週からは、雨模様の様ですのでこの週末しっかりと外に出て過ごそうと思います。

マスクを外してもよい生活になり、TVCMやWEB広告などで、行楽地の様子が放映されています。SNSで友人の楽しんでいる姿を目にすることも多いと思います。

楽しい気持ちになると同時に、イベントに行かなきゃ、行楽地に行かなきゃ、キャンプしに行かなきゃ・・・・。と感じたり、自分の予定は全然ないなと思ったりすることもあるかもしれません。

そう思ったときは、2019年頃のことを思い出してみましょう。そんなにイベントに行っていましたか、行楽地行きましたか、キャンプ行きましたか笑。

今の自分の感性や趣味を見つめて、楽しいことをすれば良いと思います。一日中家で過ごすのも、良い週末の過ごし方です。

あと数カ月は、日常生活を取り戻すという非日常だと思います。夏を過ぎると、ようやく日常生活が馴染んでくるはずです。今日この日を楽しく過ごせばよいかと思います。

個人的には、趣味のスキルアップで常に頭がいっぱいです笑

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