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地理好きが絶対に持ってる?!「新説資料 地理の研究」の魅力

物心ついた時には、トイレの壁に大きい世界地図が貼ってあった。

おそらく母親が地図好きだったからだと思うが、私の地図好きはあのトイレの大きい世界地図のせいだ。

そこから中学受験の勉強で「地理」を知り、中学1年生で「地理」の授業があって、地理への好奇心が年々刺激されていく中、高校1年生での選択科目で「地理」を選択したのがその後の地理人生を決定づけた。

高校1年生で「地理」を選択した生徒は、「新説資料 地理の研究」の購入が必須。もちろん私も購入した。

授業が始まるよりも前に、自宅で、初めて「地理の研究」のページを開いた時の衝撃。

なんだこれは!

こんな本があったのか!

こんなデータが世の中にあったのか!


楽しくてどんどん読み進めてしまう。

ページを捲る手が一向に止まらず、夜更かしして読み耽った。

おかげで、地理の授業はスイスイ理解できたし、「地理の研究」を読む→授業を受ける→授業で話題になった箇所を「地理の研究」で読むの繰り返しで、着実に知識をつけていった。


大学受験では地理学が学べる大学・学部を選択して受験したし、ゼミは地理学専攻の部屋に申し込んだ。卒論も地理学を基本としたフィールドワークを行なって書いたし、すっかり地理学に没頭した学生生活だったように思う。


と、私の人生を左右した「新説資料 地理の研究」だが、帝国書院から出版されていて、なんと値段は驚異の¥1,026(税込)だ。

巻末の索引を含めて約350ページ、情報粒度の細かさを考えても異常な安さだと思う。

表紙。
この表紙を見るだけでワクワクする。


どのくらい情報の粒度が細かいか、実際の本の中身を自分で撮影してみたので紹介する。


ご覧のように、系統地理と地誌が、それぞれのテーマごとにこれでもか!というくらいの情報量で解説されている。

中高生が授業内容を理解するためのサポート役として使うのはもちろんのこと、大学生レベルの地理学にも役に立つし、社会人になってからも時事問題に対して補助的に使えたりするので、この1冊があればもう地理のことはなんでもいける!という感じだ。

また、トピックやコラムも随所に散りばめられていて、ただ地理を勉強するだけではなく、自分の生活とのつながりを感じられるような作りになっているのも魅力的だ。


つい先日、たまたま仕事で取引先の人と地理の話題になって、「地理の研究」を知ってるか聞いたら「もちろん!自宅にありますよ!」と返された。

そういえば、QuizKnockのYoutube動画で地理について語る回の時も、地理好きのメンバーが机の上に「地理の研究」を置いていたし、地理好きのブロガーさんも「地理の研究」への愛情を記事にしたためていた。

地理好きはみんな「地理の研究」を所有していると勝手にずっと思っていたけれど、その説は、あながち間違いじゃないのかもしれない…。

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