見出し画像

#110【映画(102)】タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜/A Taxi Driver(22年6月28日:Amazon prime video)

素晴らしい作品でした。光州事件、知らなかったなあ。

■ 映画情報(from Filmarks)

タイトル:タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(A Taxi Driver)
上映日:2018年04月21日
制作国:韓国
上映時間:137分
監督:チャン・フン
出演者:ソン・ガンホ、トーマス・クレッチマン、ユ・ヘジン、リュ・ジュンヨル、チェ・グィファ、ホ・ジョンド、コ・チャンソク、チョン・ジニョン、イ・ジョンウン

Filmarks映画情報

■ 感想

2022年127本目。

韓国映画を観てみたくて。あと『ベイビー・ブローカー』の予習。

~~ストーリーなど~~

1980年5月に韓国でおこり、多数の死傷者を出した光州事件を世界に伝えたドイツ人記者と、彼を事件の現場まで送り届けたタクシー運転手の実話をベースに描き、韓国で1200万人を動員する大ヒットを記録したヒューマンドラマ。「義兄弟」「高地戦」のチャン・フン監督がメガホンをとり、主人公となるタクシー運転手マンソプ役を名優ソン・ガンホ、ドイツ人記者ピーター役を「戦場のピアニスト」のトーマス・クレッチマンが演じた。

1980年5月、民主化を求める大規模な学生・民衆デモが起こり、光州では市民を暴徒とみなした軍が厳戒態勢を敷いていた。「通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払う」というドイツ人記者ピーターを乗せ、光州を目指すことになったソウルのタクシー運転手マンソプは、約束のタクシー代を受け取りたい一心で機転を利かせて検問を切り抜け、時間ギリギリにピーターを光州まで送り届けることに成功する。留守番をさせている11歳の娘が気になるため、危険な光州から早く立ち去りたいマンソプだったが、ピーターはデモに参加している大学生のジェシクや、現地のタクシー運転手ファンらの助けを借り、取材を続けていく。

※映画.com(https://eiga.com/movie/88117/)より

~~~~~~~~

素晴らしかった。
ソン・ガンホ、なんて良い俳優さんなんだ。

『光州事件』を恥ずかしながら知らなかったので、こんな酷い現実が韓国であったのかと驚愕。『シンドラーのリスト』を観た時と同じようなショック感。

後半ずっとドキドキしっ放し。
カーチェイスシーンも迫力あって良かった。予備知識なしで観ると、このなんとも言えない幸せそうなポスターとのギャップに凄い違和感。狙ってるのだろうけれど。

初めは自身の利益や興味程度で光州に入ったのに、現地の人との出会いや、政府による市民への残虐的な行為を目の当たりにし、段々感情が『自分ごと』に移り変わっていく2人の心情表現が見事。

解説を読むと映画のラストは現実とは違うようだけど、理想的なラスト。良質なエンタメ作品としても充分消化できた。映画観ると知らなかったこと沢山知れるなあー。

観て、大満足でした。


この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?