絵本 「 ブーメランおじさん 」
(朝ベッドの中)
「助けてー助けてー」
ん?なんだ、なんだ?
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(外出る)
ブーメランみたいな
おじさん落ちていた
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(広いあげる)
「ひろってくれて、
ありがとう。
どうかわたしを遠くに
なげてはくれないだろうか?」
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ほんとうに、いいんですね?
そーれ!えーーーい!
ビューーーン
「あーれーーー」
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あれ?
もどってこないなー
ブーメランなのに
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ブーメランおじさんは
次の日も
戻ってこない
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だけど
ある日突然
ラーメン屋が遠くから
ビュンビュン
飛んできた
ドッカーーン
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「あの時は
投げてくれてありがとう
ラーメン屋になって
返ってきたぜー」
ブーメランおじさーん!
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ラーメンはとっても
おいしくて
大行列
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ブーメランおじさんにも
家族ができた
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どこか遠くから
ビュンビュン
ブーメランみたいな
女の人が飛んできたのだった
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子供達にもめぐまれた
みんなもちろん
ブーメランみたい
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あるとき
ピンポン ガチャ
ドアを開けると
子供達
「ねぇボクたちも
遠くに投げてくれないか?
もうそろそろ一人前に
ならなくっちゃ!」
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よーし!
ひとり ひとりを
いろんな方向に投げていく
それ!それ!それ!
それ!それ!それ!
お父さんみたいに
立派になって返って
くるんだぞ〜〜
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あーーれ〜
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毎日毎日
あの子達元気に
してるかな?
なんて はなしてたら
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ビューーン!!
遠くから
おしゃれなケーキ屋さん
飛んできて
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カッコいい服屋さん
飛んできて
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ピコピコピコピコ
ゲームセンター飛んできて
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にぎやかな遊園地飛んできて
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大きな空港飛んできた
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みんな一人前になって
返ってきたなー!
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そして街も
大きな大きな
街になった。
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