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再現性を持って事業の"ゼロイチ"を作るフレームワーク

4つの事業を立ち上げてきて気付いたことラクスル、ハコベル、ノバセル、ジョーシスと4つの事業の立ち上げを自身で行い、また仲間が立ち上げる姿を日々真横で見ていて、ゼロイチと言われる事業の立ち上げにも複数のフェーズがある事に気づきました。それぞれのフェーズで正しい目標設定を行うと事業はとても早く、健全に立ち上がりますし、目標設定を間違えると事業立ち上げは膨大な時間がかかります。 ここでは私の体験をフレームワークに落とし込みみなさんと共有をできればと思います。私は下記のように事業の

スタートアップの市場の選び方

こんにちは。スマートバンクの堀井(@shota)です。 長いものでC向けのプロダクトを作り続けて、10年以上経つようになりました。 今回は自分が意識しているスタートアップの「事業の張り方」について経験則や実例も交えて書いていきたいと思います。 自分がゼロから作り、現在も存続しているサービスはフリマアプリ「ラクマ(旧フリル)」、ANGEL PORT(事業譲渡済)、B/43(ビーヨンサン)の3つが該当し、特にフリマアプリは過去最大のスマッシュヒットになりました。 「気づき」

PMFまでの引き算の経営

PMFに集中するための”引き算”スタートアップを起業したらまず向き合うPMF(プロダクト・マーケット・フィット)という深い深い闇。 そのもがき苦しむ過程で生まれた経営スタイルについてこんなTweetをしました。 スタートアップの起業では、初期はPMFだけが大切とさえ、よく言われます。 世の中はPMFに至るためのノウハウで溢れており、かくいう私自身も、必死に書籍やWeb記事を読んだものです。 一方で、それらに書かれている理想的な手法や、やるべきことのリストをみるたびに、当

スタートアップはPMFの無限ループ、「TORYUMON ONLINE」で先輩起業家が語ったPMFの本質

2021年12月12日、F Venturesは第5回となる、U25向けスタートアップの祭典『TORYUMON ONLINE』を開催しました。第1部では若手起業家と「次世代流起業論」について話すトークセッション、第2部ではスタートアップ6組によるオンラインピッチ、第3部では急成長中のスタートアップ起業家とイグジット経験のある連続起業家らを迎え、『先輩起業家に教わる、PMF後のスケールとチームビルディング』セッションを開催しました。この記事では、第3部のセッション内容をお伝えした

SuperhumanはいかにしてPMFを見つけるエンジンを作ったか

📖 12,900文字 💁‍♂️本記事は@AkihisaMiyanaga様にご紹介頂きました ーー当記事は、世界最速のメール体験を提供するスタートアップ、Superhuman社の創業者兼CEOであるRahul Vohraによるものです。 プロダクト・マーケット・フィット(以下、PMF)がスタートアップの成功を導くという話は誰もが聞いたことがあるでしょう。しかし同時に、スタートアップの失敗する原因のほとんどは、PMFを達成できないことなのです。 創業者にとって、PMFを達成

「B/43」が1年間でPMFするまでにやったこと

こんにちはtakejuneです。2021年5月にサービス公開記念のブログを書いてから早いもので1年と少しが経ちました。先週(2022年7月13日)にはスマートバンク社としてシリーズAで20億円の資金調達を発表し、ひとつステップアップすることができました。 昨日には代表のshotaもブログをアップしていましたが、カジュアル面談などでよく聞かれる内容がまとまっているのでこちらもぜひチェックしてみてください。 私からは、めまぐるしく駆け抜けたこの期間に、B/43(ビーヨンサン)のチ

この仕事(スタートアップ×人材紹介)を一生続けるにあたり

初めまして、加藤健太と申します。 私は「スタートアップ×人材紹介」の仕事に従事しており、早いもので10年が経ちました。今も変わらずこの仕事にやり甲斐を感じており、一生続けていきたいと考えています。 まだまだ未熟な部分も多いのですが、この業界で同じ仕事をしたいと考えてもらえる人が増えたら嬉しい、この仕事の立ち位置をもっと向上させたい、そして何よりもスタートアップへの健全なチャレンジをする方の支援を更に増やし、同業界の発展に貢献したいと考えている次第です。 また最近、経産省が出

SaaSスタートアップのプロダクト開発(シード〜シリーズA編)

カミナシでCOOをしている河内です。 カミナシでは、現場で働くノンデスクワーカー向けにSaaSプロダクトを提供しています。 2020年6月にリリースしたプロダクトの導入社数は右肩上がりで伸び続けており、毎日数十万件のデータが紙の代わりにモバイルで提出されるまでに成長しました。 SaaSスタートアップの成長ステージを 1. Product-Market-Fit期(プロダクト価値の検証) 2. Go-To-Market-Fit期(ビジネス戦略の検証) 3. Growth &

全スタートアップが悩むPMF(プロダクト・マーケット・フィット)の測り方を真剣に考えてみた

アメリカでこんなジョークを耳にしたことがあります。 スタートアップを経営しているとほぼ100%と言っていいほど皆頭を悩ませるのがPMF(プロダクト・マーケット・フィット)です。PMFをものすごく簡単に言えば、そのプロダクトがビジネスとして成立(ほしい人・お金を払っても買う人がいる状態)しているとき、その状態をスタートアップの世界ではPMFしている、と言います。これができなければ、残念ながらスタートアップは市場から退場することになり、そして世の中のほとんどのスタトアップが辿る

PMF評価に必要な分析とは?新規事業を加速させるデータアナリストの働き方

こんにちは、Mercari Analytics Blog 編集部です。 連載「メルカリのデータアナリストが向き合う11のテーマ」、今回はProduct Analyticsチームの@Mizuさんによる「新規事業編」をお届けします! @Mizuさんは2022年1月にメルカリ入社後、爆速で新規事業の成長に貢献しています。 たしかに内容を読む限り、入社後たった3ヶ月で行ったことだとは思えないボリュームでした。早速見てみましょう! 新規事業に求められるデータ分析とは――取り組みのミッ

実は意外と大したことない。スタートアップの現実と数字(カミナシの場合)

ちょっと前に書いたツイートに対して多くの反響をいただきました。 そこで2つのことを感じました。 「サクセスストーリーではなく、苦労話や失敗談を聞くことで活力になったりする場面もある」ということ。過去の自分など特にそうですが、上手く行ってない時ほど誰かの苦労した話を聞くと、「自分もがんばろう!」と思えました。なので、このnoteは順調な方よりも、昔の自分のように苦しい状況にいる方に向けたものになっています。 2つ目は、「みんなリアルな数字を知りたがっている」という点です。

ハードシングスへの突入と脱出

こんにちは、HiCustomer代表の鈴木と申します。 HiCustomerは2017年創業のSaaSスタートアップです。累計2億円強を調達しカスタマーサクセス領域のプロダクトを提供してきました。業界黎明期から続けてきた情報発信のおかげで、カスタマーサクセスに取り組む方は名前くらいは聞いたことがあるかもしれせんが、実のところ直近2年間は事業が停滞し、eNPSが下限の-100を叩き出すほど組織が壊れ、窮地に追い込まれていました。 なぜ僕たちは暗黒期に突入してしまったのか、その原

PMF後にやったこと~200以上の医療機関へのカスタマーサクセスを5ヶ月で垂直立ち上げした話~

こんにちは、UbieでBizdev / Customer Successをやっているhassyと申します。 このnoteはカスタマーサクセスの垂直立ち上げのストーリー「カスタマーサクセスの垂直立ち上げ」という事例を通じて、「PMF後に、いかに事業化を行い、スケールのための基盤をつくってきたか」の記録です。すなわち、事業化するにあたり、必要な要素としてのカスタマーサクセスの垂直立ち上げの部分にフォーカスしています。 教科書どおりにうまくいった!という、きれいなお話ではなく、

キャディは何を売っているのか?PMFを重ねていくというお話

こんにちは。キャディに入社して半年ちょっとで3回ほど役割が変わりました吉田です。少し前まではオペレーションや仕組み作り、品質保証などが主でしたが、今月から営業に近いフロントの役割です。 営業?と思われたあなた。突然ですが、キャディって何を売っていると思いますか? キャディが直接提供しているものキャディの主なお客様は産業装置・生産設備のメーカー。キャディが提供しているのは装置・設備の部品です。1オーダーで数点というより装置・設備の金属部品一式の注文が基本です。丸っとキャディ