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「スタートアップ×BizDev」

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スタートアップにおける総合格闘技とも言われる「BizDev」ポジション。定義も職務内容も色々とあるので、情報をまとめます!
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記事一覧

SaaSベンチャー×エンタープライズ事業で高成長を続ける営業組織の今

こんにちは!西野(@Soushi Nishino)です。 テックタッチ株式会社で営業組織の責任者をしています。 先日、デジタルアダプションツールの領域において、テックタッチが「国内シェア3年連続No.1」のシェアを獲得したことを発表させていただきました。 そのことを機に、今回は、下図のように成長速度を緩めずに(むしろ加速している)ここ1年の大きな成長を実現した営業組織(セールス、インサイド、アライアンス、ソリューソンコンサルタントチーム)の役割や取り組みについてご紹介さ

泥臭いことができる人とは何か?

先日の記事を書いた後、メンバーから「泥臭いことができる人」ってどういうことですか?という質問をいただき、話してみるとかなりズレがあったので、ちょうど良い機会なので言語化してみます。 自分の考える「泥臭いことができる人」とは、『「実行」しながら「戦略」「戦術」にフィードバックできる人』だと考えています。 長時間労働を行う人でも、現場でひたすら実行のみを行う人でもありません。 仕事の3分類「戦略・戦術・実行」仕事の大半は問題解決だと考えているのですが、それらの仕事は「戦略・

"High Growth" Management

High Growth Managementとは?目指すべき北極星から逆算される、いまの延長線上にない、みえてない領域に挑戦して、非連続な事業成長を実現する経営手法 事例 : ラクスル ネット印刷事業ラクスルのネット印刷事業が国内No.1という北極星を目指し、2015年からの8年間で売上高26億→273億の10X成長を実現してきた事例を基に考えたい Three Key Management Factors:High Growth Managementは、教科書的なGene

1桁→3桁の受注数UPを実現した6つのBtoBマーケ戦略とその全プロセス

どうも、SAKIYOMIというInstagramマーケ支援企業にてマーケティング責任者をしている田中です。 まずは自己紹介がわりに、簡単なプロフィールと過去に書いたnoteを以下に載せておきます。 ベンチャー企業の中の人として、創業期から凄まじい急成長を体験する中で、自分の学びを整理し改めて利確することで、次の1年の更なる飛躍に繋げる、そんな意味を込めて毎年一回noteを書いています。 今年は年末年始は何かとイレギュラーが多く、こうしてGWまで先延ばしを重ねてしましまし

【SaaS営業】全部書きました!インサイドセールスの導入・失敗・定着・成果の12か月間!

はじめまして。アライドアーキテクツ株式会社で執行役員を務めている藤田佳佑です。 僕たちは、2018年1月からアポ獲得分業型インサイドセールスに取り組みました。成果を先にお伝えします。 営業効率を向上させる、という目的でインサイドセールスを導入して、成果が出ました。 僕たちが取り組んだインサイドセールスは、オンライン商談ではなく『アポ獲得分業型インサイドセールス』です。オンライン商談は既にある程度取り組んでいたので、Salesforce社で言う ・SDR(Sales De

海外SaaS企業決算データを使ったARR100から1000億円までの投資モデル

サイボウズ、freee、マネーフォワード、パークシャ、ラクス、Sansanなどの国内上場SaaS企業以外にも未上場SaaSスタートアップであるSmartHRもARRやNTM Revenue(Next Twelve Months Revenue:四半期売上 x 4で算出)が100億円を超えるようになってきました。 ARR100億円から1,000億円を目指すにあたり、海外SaaS企業の事例をもとにベンチマークとなる成長率やコスト水準などを以下のnoteにまとめてきました。 A

2022年振り返り(SaaSベンチャーのエンタープライズ事業の拡大)

こんにちは。西野です。 テックタッチというSaaS企業で営業責任者をしています。 (写真は12月から移転した汐留シティセンター周辺の写真です) 早いもので、テックタッチに入社して10ヶ月が経過し、今日が今年の仕事納めなので、ちょっとした振り返りをシェアさせて頂きます。 外資系企業から日本ベンチャーへの転職理由や、入社後の取り組みは過去のNoteを見ていただけると嬉しいです。 私の今年の最大のミッションは、 「テックタッチのエンタープライズ向け事業を大きく成長させる」 と

全てのスタートアップの壁!?エンタープライズ企業への営業を要素分解する

こんにちは!西野(@Soushi Nishino)です。 テックタッチ株式会社で営業責任者をしています。2023年1月に、シリーズBとして17.8億円の資金調達を発表しました。 私がテックタッチに入社したのは2022年3月。この1年で大手企業の契約は増え、利用ユーザー数は200万人を超えました。この節目に、スタートアップ企業がエンタープライズセールスを成功させるためのナレッジをまとめてシェアしたいと思います。 スタートアップで「エンタープライズセールスを成功させたい」と思っ

金融機関を対象に、2年間でARR6億円をつくった『EP営業の有効施策』を公開

はじめに2015年の創業から2020年までの5年間、bellFaceの導入企業は「BtoB営業」でのご利用が多くを占めていました。しかしコロナによってマーケットは激変し、その多くは一般化されたweb会議システムへとリプレイスが進み、我々は窮地に立たされていました。 そのような状況の中で、一筋の光として「金融業界」からのご相談が顕著に増え始めていました。それも、これまで得意としていたBtoBではなく、「BtoC(リテール)営業」 の領域からの引き合いが増え、水面下で我々は戦う

「日本で働くプロダクトマネージャー大規模調査レポート 2022 by pmconf」を公開しました #pmconf_survey

2022年9月に「日本で働くプロダクトマネージャー大規模調査 by pmconf」実施のアナウンスと、回答収集をさせていただきました。 ご協力くださった677名の皆様、本当にありがとうございました😌 本日、その結果レポートを公開いたします💁‍♀️ぜひご覧になってみてください。 レポートイメージレポートダウンロード📊以下から、誰でもダウンロードいただけます。 https://drive.google.com/file/d/1dJP8rHxA1zx1QrR9lKpXT06a

“内製化”こそ企業変革の要。顧客の視点に立って事業創出に伴走するPLAID AccelとPLAID Unisonの展望

プレイドの事業開発組織「STUDIO ZERO」は、「データであらゆる産業を振興する」をミッションに掲げ、企業や自治体とともに顧客視点に立った事業づくり、価値創出に取り組んできました。 2022年1月には、DXを担う人材を育てるプログラム「PLAID Chime(プレイド チャイム)」を始動し、企業や産業の変革に欠かせない“人”へのアプローチを拡充。2022年9月には、新規事業開発に伴走する「PLAID Accel(プレイド アクセル)」、既存事業の変革を支援する「PLAI

スタートアップ x BizDev のおもしろさ

「BizDev」という言葉に初めて出会ったのは、キャリアチェンジを考えてスタートアップについて調べ始めた時でした。当時は「営業のキラキラネーム?」くらいにしか考えていませんでしたが、今はBizDevと営業は似て非なるものだと実感しています。  この記事では、働く中で見えてきたBizDevと営業の違いや、そのおもしろさについて、大企業の営業職との比較を交えながら紹介します!スタートアップのBizDevに興味を持つ方々の参考になれば幸いです! 事業成長の非連続性 スタートア

BizDevキャリアへの10の質問

BizDevキャリアの『プロ経営者(CxO)への登竜門』としての関心の高まりを感じるが、まだ選択する人は多くない。採用面談でよく質問される10の質問形式で、BizDevへの解像度を高めてほしい 1. BizDevのミッションって? BizDevのミッションは、"非連続"な事業価値を創ること。連続の事業を上手に運営して、売上・利益を管理するのはGeneral Managerの仕事。 BizDevは、事業開発に注力して、"非連続"な挑戦にコミット 2. BizDevの役割っ

1年で10倍になった10X BizDev

年の瀬、たくさんの人が1年の振り返りを投稿している中、僕も慌てて筆を進めています。 今年内定者込みで10名超となった10X BizDevは、振り返ると去年の年末はまだ自分一人しかいませんでした。文字通り10xです。 これは、10Xがこの一年で大きく変化したことの現れであり、この激動の1年を終えた今の感情を書き留めておかねば、という気持ちで書いています。 そして、“1年前は自分1人だった”とか、”1年でBizDevの人員が10xした”というキャッチーなフレーズは今日までしか