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スタートアップの経営者

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日々チャレンジをしている経営者の方のnoteをまとめました!
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記事一覧

スタートアップで15年働いて分かった、成長する人はやるべきことに集中できる人

めちゃくちゃ、自己啓発本の帯にありそうなタイトルですねw 感慨深いのですが、前職時代とFindy合わせてスタートアップで働き始めて早15年目を迎えました。 さて、タイトルの通りですが、スタートアップにジョインする方の多くは元いた会社よりも小さいFindyに飛び込んできてくれています。自社が150名の規模になっても、まだまだより大きな会社出身者の方がマジョリティだったりします。安定よりも、会社の成長、そして結果としての個人の成長を選んでいる方が多いわけです。 ちなみに自分

再現性を持って事業の"ゼロイチ"を作るフレームワーク

4つの事業を立ち上げてきて気付いたことラクスル、ハコベル、ノバセル、ジョーシスと4つの事業の立ち上げを自身で行い、また仲間が立ち上げる姿を日々真横で見ていて、ゼロイチと言われる事業の立ち上げにも複数のフェーズがある事に気づきました。それぞれのフェーズで正しい目標設定を行うと事業はとても早く、健全に立ち上がりますし、目標設定を間違えると事業立ち上げは膨大な時間がかかります。 ここでは私の体験をフレームワークに落とし込みみなさんと共有をできればと思います。私は下記のように事業の

メルカリ 小泉さんからのエグい学び

ありがたいことに年末にメルカリの小泉さんとランチをご一緒させてもらいました。 CTO(@yutadayo)が作成した過去の失敗スライドに、リプライをいただいのがきっかけだったのですが、長らく競合事業(現ラクマ)をやっていたこともあり、きちんとお話ししたことがなく、とても学びが深かったので、ご本人に許可をいただいて、メモした内容と学びをシェアさせていただきます。 なんでメルカリに?噂ではフリルにも入社してもらえる可能性もあったとか?2007年よりミクシィに入社し、2012年

成長し続けている会社の経営陣10の特徴と僕が意識していること

皆様、こんにちは! テックタッチ株式会社のCFO/CPOの中出 昌哉(なかで・まさや)です。(@masaya_nakade)直近取締役にも就任させてもらって、経営について考える機会が増加しています。 そんな中、経営陣note企画で僕の番が来ました。従前は、CFO業務やCPO業務のより業務に近い領域のnoteを書いてきたのですが、今回は趣向を変えて、少し俯瞰した目線でnoteを書いてみたいと思います。ライトな内容・分量なのでパッと読めると思います。 今回の内容は、タイトルの

スタートアップの市場の選び方

こんにちは。スマートバンクの堀井(@shota)です。 長いものでC向けのプロダクトを作り続けて、10年以上経つようになりました。 今回は自分が意識しているスタートアップの「事業の張り方」について経験則や実例も交えて書いていきたいと思います。 自分がゼロから作り、現在も存続しているサービスはフリマアプリ「ラクマ(旧フリル)」、ANGEL PORT(事業譲渡済)、B/43(ビーヨンサン)の3つが該当し、特にフリマアプリは過去最大のスマッシュヒットになりました。 「気づき」

創業期のスタートアップに必要なたった1つのこと

調達のスタンダードを刷新する会社、Leanerの代表をしています大平です。 前回「エンタープライズ向けサービスのMVPはこうして失敗する。」というnoteを公開してから、2年ぶりの新作となります。 先にいっておくと、私には文才がない。ゆえに、中身で文才を凌駕するしかない。 創業してから5年間、外向けには話したことのない内容。 私が思う「創業期に必要なたった1つのこと」を書きます。 ※このnoteは起業家の大先輩方に強く影響を受けた内容になっています ただ、このnoteを

フェーズ毎の社長の仕事について振り返る

みなさんこんにちは、テックタッチ代表の井無田です。 当社製品が属するDAP市場における国内シェアNo.1の3年連続達成を記念して、約1年ぶりとなる弊社マネジメント陣のnote連載リレーを実施します。 今回も自分たちがエンタープライズSaaSの先輩が少なかった時のことを思い起こし、市場に僕らの経験を少しでも還元できれば、という思いで書いていきますのでお楽しみに! まずは第一弾として、僕から、スタートアップ代表がよく聞かれる質問TOP3に入るであろう、「どんなことに時間使ってい

ジョーシス、シリーズBで135億円を調達。〜日本から世界への扉が開く2023年〜

◼︎ 資金調達の実施本日ジョーシスはシリーズBを実施し135億円の資金調達を行いました。全額第三者割当増資での調達となります。シリーズAとの累計で179億円の資金調達となります。 本ラウンドは既存株主のGlobal Brain(百合本さん/立岡さん、SMBC-GBグロース、三井不動産31VENTURESから)と新規株主のGlobis Capital Partners(高宮さん)の両者にリードいただき、既存株主ではWiL、Yamauchi No10、新規株主ではJAFCO、

数字でドライブする経営(後編)

皆様、こんにちは! テックタッチ株式会社のCFOの中出 昌哉(なかで・まさや)です。(@masaya_nakade) 最近、色々な経営者の方と数字を経営にどう活かしているかという意見交換をしたり、テックタッチ社内での経営の舵取りの際も、数字を使った経営判断をすることが多くなってきているので、「数字でドライブする経営」についてのナレッジシェアを目的に、noteを書いてます。 前回、「数字でドライブする経営(前編)」の続編という形になります。なお、前回のnoteはこちらです。

売上360億円の上場企業は、父が売った「1台の車」から始まった

私はいま、父が創業した会社の社長をやっています。 継ぐことになった「オークネット」という会社は、創業37年、売上360億円、グループ社員数850人の東証プライム上場企業。 社長就任を告げられたのは、私にとっては突然でした。 3年前、私が44歳のとき。「大事な話がある」と当時の社長に呼ばれました。 前の日に飲み過ぎていたので「ちょっと頭痛いな……」と思いながら「はい、なんでしょうか?」と聞くと、こう言われたのです。 「来年から会社を任せようと思う。外部の社長をとること

【SaaS営業】全部書きました!インサイドセールスの導入・失敗・定着・成果の12か月間!

はじめまして。アライドアーキテクツ株式会社で執行役員を務めている藤田佳佑です。 僕たちは、2018年1月からアポ獲得分業型インサイドセールスに取り組みました。成果を先にお伝えします。 営業効率を向上させる、という目的でインサイドセールスを導入して、成果が出ました。 僕たちが取り組んだインサイドセールスは、オンライン商談ではなく『アポ獲得分業型インサイドセールス』です。オンライン商談は既にある程度取り組んでいたので、Salesforce社で言う ・SDR(Sales De

経営チームに求められるもの

時々複数の社内のメンバーから「私も経営チームに参画していきたいのですが、どのようにステップアップをしていけば良いですか?」と聞かれる。 僕自身、これからまだまだ経営者として成長していかなければいけないので、「そんなの俺が聞きたいよ」と言いたい気持ちがないわけではない(笑) ただ、「自分が経営チームに迎えたいメンバーに期待すること」という観点だと言語化できそうな気がしたので書いてみたい。 結論から言うと、僕が経営チームに求めるものはスキルよりも圧倒的にマインドだ。 セー

10 years, 10 things 〜ヤプリの10年を振り返る〜

はじめに)こんにちは、ヤプリ創業者・代表取締役CEOの庵原保文です。 ヤプリも10周年を迎えることができました。 創業当時は「まず2年全力でやろう、もしダメでも必ずどこか雇ってくれるよ」と共同創業者たちに言っていました。 起業してから「リビングデッド」という恐ろしいスタートアップ用語を知りました。出資を受けるも事業が成長せず上場などは全く目指せない、だけど創業者がギリギリ食べていけるくらいの売上はある状態です。創業してしばらくはこの「リビングデッド」という言葉が脳裏に入りそ

事業戦略発表会では話せなかったSmartHRの組織のリアル

こんにちは、SmartHR CEO の芹澤です。 本日、SmartHR事業のARR100億円到達を機に「事業戦略発表会」を開催し、「これまでのSmartHR」と「これからのSmartHR」についてお伝えさせていただきました。 事業展開の歴史やこれからの戦略・展望についてお話しさせていただいたのですが、尺の都合でどうしても外さざるを得なかった話題があります。 それは「組織」についてです。 言わずもがなですが、事業の成長と組織の成長は切っても切り離せないものであり、事業の