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福沢諭吉が江戸末期に渡米して11歳の少女と写真撮って自慢してた話

日本の歴史を通史として勉強するために、中公文庫「日本の歴史」19巻「開国と攘夷」を読んでいて面白かったところをご紹介します。

万延元年(1860年)、遺米使節が派遣され、その護衛の名目で咸臨丸が渡航することになりました。
そこに乗船していたのがかの福沢諭吉先生です。
日本人初の渡米は意外にもアメリカ各地でめちゃくちゃ歓迎されたようですが、その話は置いといて、福沢先生の逸話が面白かったのでご紹介します。

訪米は全てつつがなく終了し、大収穫のうちに舟は帰路につくことになりました。
その船中福沢先生はおもむろにある写真を取り出して仲間たちに見せびらかしはじめました。
それがこちら、

写真屋の娘、テオドーラ・アリスちゃん(当時11歳)との2ショットです。
これだけなら別になんてことない記念撮影なんですが、福沢先生はある魂胆を持っていました。
福沢先生はこの写真を撮った後、すぐに仲間に見せると皆がマネをするだろうからとわざと内緒にしておき、帰りの船でおもむろに見せびらかして皆をくやしがらせたんだとか……。

福沢先生「ウェーイみんな、これ見て見て」
武士「なになに?」
福沢先生「メリケンのロリっ子と写真撮ってんwww」
武士「ぐ…ぐぬぬ」

これは僕の想像ではなく、「くやしがらせてやった」とちゃんと日記に書いてあるそうです(日本の歴史19 開国と攘夷 p199~200)
ちなみに福沢先生、当時26歳だそうです……。
なかなかのロリ……、お茶目な方だったようですね。
ちなみに、仲間達の反応は「日本の歴史」には書いていませんでした。

数多ある咸臨丸のエピソードからこれを選んだ著者の小西四郎氏もなかなかの鬼畜かと。

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