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洋画・洋楽、そして昭和ベルばらに熱狂した青春時代。 涼風シルバとの奇跡的な出会いを経て…

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洋画・洋楽、そして昭和ベルばらに熱狂した青春時代。 涼風シルバとの奇跡的な出会いを経て、リアルオスカル様との再会 ‼ 今…かなめさんとともに生きることができる、その喜びを噛みしめている。

最近の記事

「赤と黒」 私の所感

「赤と黒」は19世紀フランスの作家スタンダールの小説で、誰でも一度は耳にしたことのある世界文学の名作である。 これまでに何度も舞台化、ドラマ化されており、宝塚での「赤と黒」の舞台作品は、1957年の菊田一夫版「赤と黒」~ジュリアン・ソレルの恋と人生~が初演である。後に柴田侑宏演出の月組大劇場公演「恋こそ我がいのち」(1975年・大滝子主演)が上演され話題となった(東京公演は「赤と黒」に改題)。 初演当時は宝塚には相応しくない題材だと賛否両論あったようである。 他にも映

    • 涼風真世ディナーショー「SWEETEST NIGHT」1991年 パレスホテル

      スカイステージの特集番組で先日放送された、涼風真世ディナーショー「SWEETEST NIGHT」(1991年11月17日 パレスホテル)。 まもなく、32年前のその日がやって来る。 在団中のかなめさんの数少ないディナーショーの中でも、私の大好きなショーだ。 かなめさんの退団直後から、今でもずっと宝物のように大切にしているこのビデオ。幾度となく視聴してきたが、改めて今回の放送で感じたことを。 私自身、年齢を重ねるほど芝居や音楽に対する体感の仕方、受け取り方が変化してきたように

      • かなめさんのお誕生日に寄せて

        本日はかなめ(涼風真世)さんのお誕生日。 今年もこの日を迎え、かなめさんをお祝いできることがとても嬉しい。 かなめさん、お誕生日おめでとうございます! ✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼••┈┈┈••✼ 時は1970年代、日本ではアイドル、ポピュラーやロックなどの洋楽が世の中を席巻していた時代で、周囲には宝塚を知る友人など皆無だったが、『ベルばら』ブームの到来で、宝塚が世間に知れ渡るようになった。私もその頃、"男装の麗人”に憧

        • 「風通信」は私の宝物

          私のかなめさん(涼風真世さん)との出逢いは、かなめさんの退団特集番組だった。 宝塚歌劇が好き、という素地はあったものの、その頃は子育て中の多忙な時期でもあり、宝塚からは離れていた。 特に理由もなく、ほんのちょっとした好奇心で録画予約したその番組を視聴した。 ひと目惚れー なんて言葉は相応しくない、なんと言おうか…彼女の魅力に取りつかれ、虜になってしまった。 こんな素晴らしい方が宝塚に存在していたのかと…。 それからというもの、当時、WOWOWで放送されていた「宝塚への招待」

        「赤と黒」 私の所感

          印象的な公演「銀の狼」(1991年 宝塚大劇場)

          私にとって『男役 涼風真世』の原点とも言うべき作品だ。 オスカルでも、ジュリオでも、パックでもなく、『男役 涼風真世』と私の出逢いはシルバである。 当時、ある演出家がかなめさん(涼風)の舞台を評して、「涼風真世は"delicacy”─デリカシィそのものである。デリカシィとは、繊細、優美、精緻、精巧、虚弱、華奢、さらには敏感、鋭敏、思いやり、心づかい等と訳し、これらはすべて涼風のために用意された言葉のようである」と記していた。 私がシルバに抱いた印象も、まさにデリカシィだった

          印象的な公演「銀の狼」(1991年 宝塚大劇場)

          心に残る公演「リラの壁の囚人たち」(1988年バウホール公演)

          時は1944年、ナチスドイツ占領下のパリ。 自由を奪われ、袋小路の中庭に暮らすアパートの住民たち。 ゲシュタポから逃れ、そこへ迷い込んだ英国の特殊工作員(レジスタンス)エドワード(涼風真世)と、彼を匿ってくれた警察官の娘、ポーラとの儚く悲しい恋──。 戦禍をくぐり抜けてきた古びた建物、ほの暗い中庭の片隅にはリラの花々が健気にも可憐な花を咲かせている。 冒頭から終始変わらぬこの美しい舞台セットは、長い戦争で疲れ切った人々の心を象徴しているかのように思える。 敵軍の兵士に媚びを

          心に残る公演「リラの壁の囚人たち」(1988年バウホール公演)

          未知との遭遇

          SNSとは全く無縁だと思っていたアナログ人間の私。 少女時代に観ていた宝塚歌劇。 そして90年代の宝塚作品で出逢った、一人の俳優さん──涼風真世(かなめ)さん。 かなめさんを知れば知るほど、忘れていたトキメキやワクワクが増えていきました。 そしてかなめさんの絵を描くことがきっかけとなり、自分の趣味や"好き”を発信できるようになりました。 予想以上にそれが楽しく、今まで知らなかった自分を発見することにもなりました。 生活していく中で、ハリや糧になっていることも知りました。 ど

          未知との遭遇