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上司が十分な経験をして、部下を支援することの大切さ


挑戦を促す言葉の力

だいぶ前の話。僕がまだ大学生だったころ。当時の僕は全く自分に自信がなかった。自分を変えたかった。しかし、ある営業のアルバイトで教わったことで僕は大きく変わった。

「やればできる」「あたって砕けろ」という言葉が僕の心を動かした。これらの言葉は、失敗を恐れずに挑戦する重要性を教えてくれた。

「やればできる」と自分に言い聞かせて、開き直ることができれば前へ進めることを知った。前へ進めば何とかなることを知った。それの積み重ねで自信になっていった。


周囲の影響と感謝

この変化は徐々に自信へと変わっていった。特に営業所のスタッフには大きな感謝をしている。彼らは僕を常に励まし、前向きな雰囲気を作り出してくれた。この経験から、僕は周囲の環境が自分自身の成長にどれほど影響を与えるかを深く理解することができた。


努力と成果の相関

一生懸命に取り組むことで、何とかなるもの。契約を獲得する成果も出始めた。しかし、スタッフは単に結果だけでなく、過程を褒めてくれることが多かった。これは僕にとって大きな励みとなった。とても厳しい職場だったが、スタッフの心が常に僕のほうを向いていてくれた。その感覚がとても心強かった。

この営業のアルバイトの経験は、社会人になってからも僕の営業スキルに大きく生かされている。何よりも「やればできる」という心の持ち方を身につけることができたのは、僕の人生において非常に価値のあることだった。

    

現代の営業系企業の問題点

現代の営業系企業の環境はどうなのだろうか?僕が経験したような上司と部下の支援関係は、常に保たれているわけではないかもしれない。多くの上司は数字のプレッシャーに追われ、部下に対してのみならず、自分自身にも余裕がない状況にある。このような環境では部下に対して圧力をかけることしかできず、彼らのモチベーションを下げてしまう可能性がある。


経験の重要性と現実

先に述べた営業のアルバイトは、スタッフはみんな営業経験が豊富で成果を上げていたため、彼らの言葉には重みがあった。これはスポーツにおいても同じで、経験がない人が理論だけで指導しても、それは受け手に響かない。たとえば野球の場合、野球未経験の人が本に書いてある知識だけで選手に教えても響くわけがない。選手から「見本を見せてください」と言われても、見本など見せれるはずがない(笑)。なので、十分に経験した人、真剣に取り組んでいた人が後輩に伝えることができるのだ。

しかし残念ながら、上司が実際に営業の経験がないにも関わらず、机上の空論で部下に教えるような企業も存在する。僕が社会人になってから携わった会社がまさにそうだった。上司が経験不足でありながらも、多量なタスクを部下に課しているケースを多く見受けられた。これにより、部下はモヤモヤとした気持ちを抱え、営業活動にも悪影響を及ぼすことがある。


会社の統一と真のサポート

結局のところ、会社が一丸となり全員が同じ方向を向いて目標に取り組むことが重要だ。これには、上司も現場の経験を持ち、部下が抱える課題を理解し、真の意味でサポートすることが必要だ。営業の世界では経験豊富な上司による本質的な支援が、部下の成長と成果に直結する。


まとめ

営業の世界では「やればできる」という心構えが大切だ。そして、上司が部下をしっかりと支援できる環境にすることも大切だ。しかし、現代の職場環境では上司と部下との間で、サポート体制が十分でない場合もある。本当に役立つ支援とは、経験に基づいた理解や共感にある。

会社全体が協力し合い、全員が同じ目標に向かって努力する文化を築くこと。実践的な経験とお互いを助け合う気持ち。これらは営業系企業のみならず、あらゆる職種において重要な要素と言えるのではないか。


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