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「時間が過ぎるのが早い」もう一つの理由

今年も終わりに近づいてきましたね。一年が終わるのがあっという間って感じって人もいるかと思います。年齢を重ねるごとに時間が経つのが早くなるってのは有名ですが、実はもう一つ理由があったのでご紹介して行きます。


時間が過ぎるのが早いもう一つの理由

時間が過ぎるのが早いってある一定の年齢に達するとみんな言い始めますよね。私も1日が一瞬で困っています。

時間が過ぎるのが早くなるのは、「新しい体験が少なくなったから」と言われますが、ジェームズクック大のメディアリリース[1]によると、スマホも大きな原因のようでして、

時間の心理研究で有名なマクローリン博士いわく、

「テクノロジーの普及やテクノロジーを中心とする社会が、私たちの中にあるペースメーカーを上げており、それは私たちの仕事を速くするのに役立っているが、同時に時間に追われているというストレスを感じやすくなっている。」

とのこと。私たちがテクノロジーをほぼ絶え間なく使用するようになったのは比較的新しい現象です。

マクローリン博士は、スマートフォンのせいで、私たちの時間の感覚がさらに速くなっているという証拠を発見しており、研究[2]では、スマホの利用時間が長い人と短い人々のグループに注目し、それぞれが時間の経過をどのように認識しているかを比較しました。

その結果、

  • スマホの利用時間が長い人は、50分しか過ぎてないのに「1時間が過ぎた。」と感じる。

  • スマホやタブレットで文字を読むと、本を読むよりも時間が速く過ぎたように感じる。

ということが判明しています。
この結果からわかることは、スマホなどのテクノロジーを意図的に使用しない時間を作ることが、「時間をゆっくり感じる」ためには大切であることがわかります。

スマホは手放すべきか?

年齢の影響とスマホの影響もあり、「私たちの時間は早く過ぎ去ってしまいます。」では、スマホは手放すべきなのでしょうか?

スマホ(テクノロジー)を使うことで、情報をより効率的に処理でき、実際にタスクの実行が速くなり、長期的には時間を節約できる可能性があることが研究[3]によって示されています。

スマホ(テクノロジー)には、悪い面ばかりではなく、良い面と悪い面の両方があるのです。

時間感覚を取り戻す方法

スマホ(テクノロジー)の恩恵を受けながらも時間感覚を取り戻す方法としては、

  • マインドフルネスの実践。

  • スマホを使わない空白時間を作る。

の2つです。詳しく見て行きましょう。

1.マインドフルネスの実践

スマホ(テクノロジー)の長時間利用によって狂ってしまった時間感覚をマインドフルネスを行うことで修正できる可能性があります。
マインドフルネスを行うことで、「時間はそれほど早く流れていない」ことに気がつくことができるでしょう。

マインドフルネスの実践に関してはこちらのおすすめ記事を参考にしてみてください。

おすすめ記事:お金がかからないのにメリットがデカ過ぎる!!マインドフルネス瞑想【入門編】。
おすすめ記事:ストレスが激減する7つの瞑想法


2.スマホを使わない空白時間を作る。

スマホの使用時間が長いとより時間の経過を早く感じてしまいます。
2023年現在の平均使用時間[4]一日2.8時間の使用なので、理想としては一日2.8時間以下に抑えた方が良いでしょう。
利用時間を減らすには、スマホの利用を決まった時間帯のみ行い、スマホの利用時間を減らすことがおすすめです。

例:朝7:00〜7:30、夜8:30〜9:00のみ利用 など

個人差があるので、どれくらいの使用時間であれば時間感覚が乱れないか記録してみることをおすすめします。

スマホの利用時間を減らした分、趣味や読書をしたり、家族や友人と過ごす時間にあてるようにしてみてください。時間感覚が修正されるとともにより幸福感が増すことでしょう。

まとめ

私たちの時間が早く経つもう一つの理由についてみてきました。
テクノロジーの発達とともに様々な恩恵を受けてきた私たちですが、いい面ばかりではなく悪い面もあり、バランスが大事なんだなと改めて感じました。皆さんも自分にとってバランスの良い使用時間を見つけてみてください。

本日のおすすめ本


参考文献

[1]https://www.jcu.edu.au/news

[2]http://hdl.handle.net/10395/1515

[3]https://www.eurekalert.org/news-releases/604152

[4]https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=596

免責事項:以上一部を参考に筆者独自の解釈と科学的根拠に基づいた記事なので、元の研究とは内容が異なることもあります。文献が基本的に英語なので、読み間違えや理解不足の点も多々あると思うので、自己責任でご覧ください。記事にはAmazonアフィリエイトなども含んでたりします。

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