こんにちは。
きーちです。

素材にこだわるお店っていいですよね。

でもそのこだわりが強すぎるお店に遭遇してしまいました。

「いらっしゃいませー、いらっしゃいませー、ドーナツ屋さんでーす。」

４歳の娘が店主のドーナツ屋さんは、素材にこだわるお店です。

「甘いドーナツを１０個ください。」

私が注文すると、店主はこう返してきました。

「少々お待ちくださいませ。」

そして、自転車に乗り、公園の端に行ってしまいました。
数分後、左手に何かを持ちながら、自転車で戻ってきました。
遊具の周りに敷き詰められている木屑と葉っぱでした。

「これで今から作りまーす。時間かかるのであそこの席で座って待っててもいいですよー。」

気の利く店主です。

気がつけば、３個のドーナツができていました。
ふと時計を見れば、３０分経っていました。

「（このペースだと日が暮れてしまう。）」

そう思った私は店主に尋ねました。

「あとどれくらいでできますか？」

「えっとね、今材料集めてきてるから、まだまだかかります。あそこの席で座って待っててもいいですよー。」

まさかの注文が入ってから準備する完全受注生産。

そうとは知らず、１０個も注文してしまった私。

もう待つしかありません。

これからドーナツのための小麦の種を撒くから、収穫するまで待っててと言われてないだけマシだと思って待つしかありません。

結局その後いろいろあって、木の根本に３個のドーナツを隠して家路につきました。

次公園行ったら、あと７個作るんだろうな。

今後はお店の個性を知ったうえで注文するものを考えねばいけないとつくづく思いました。

今日は娘が店主のドーナツ屋さんが素材にこだわるお店だった話について書きました。

それではまた。
きーち