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人権作文から学ぶこと
こんにちは、吃音を専門にしている菊池です。
今日は 2019年度「心の輪を広げる体験作文」「障害者週間のポスター」作品集の中で佳作の作品を読みました。
最初に言葉が出ない=難発のきつ音の説明
いとこも、きつ音+知的障がい
きつ音=個性と感じたが、学校では違った。
学校できつ音のあるいとこは、真似されいじめられた。電車でも、きつ音のあるいとこの話し方に視線を感じる
きつ音のあるいとこは、いつも
31話: 吃音Q&Aアドバンス19-28/日本医事新報社とのコラボ
こんばんわ。ニッチな吃音を専門とする医師の菊池です。
日本医事新報社のnoteに吃音Q&Aアドバンス編 19-24, 25-28がアップされました。これで、エントリー、ベーシック、アドバンスの3部すべて公開しました。
今年の8月に出版される内容「保護者からの質問に自信を持って答える!吃音Q&A」ですので、料金がかかりますが、早く知りたい方はどうぞ御覧ください。
Q19:遺伝子の違いで,吃音治
30話: 吃音Q&Aアドバンス1-18/日本医事新報社とのコラボ
おはようございます。ニッチな吃音を専門とする医師の菊池です。
日本医事新報社のnoteに吃音Q&Aアドバンス編 1-6, 7-12, 13-18がアップされました。
今年の8月に出版される内容「保護者からの質問に自信を持って答える!吃音Q&A」ですので、料金がかかりますが、早く知りたい方はどうぞ御覧ください。
Q1:成人の吃音者は、訓練前後で脳のどの部分が変化するのでしょうか?
Q2:なぜ,
29話: 吃音Q&Aベーシック7-21/日本医事新報社とのコラボ
こんばんわ。ニッチな吃音を専門とする医師の菊池です。
日本医事新報社のnoteに吃音Q&Aベーシック7-9, 10-12, 13-15, 16-21がアップされました。
今年の8月に出版される内容「保護者からの質問に自信を持って答える!吃音Q&A」ですので、料金がかかりますが、早く知りたい方はどうぞ御覧ください。
Q7: 吃音が治りにくいと判断される年齢はあるのでしょうか?
Q8:10代まで
28話:2021/5/22朝日新聞フロントランナーに掲載されました
こんばんわ!ニッチな吃音の話ばかりしている菊池です。20年来、いや幼児期からの吃音活動に関心を持っていただいた朝日新聞の記者の方が、私の記事をフロントランナーに掲載していただきました。
記事を書く方は朝日新聞の記者なのですが、写真は専門のカメラマンが来ていただき、たくさん写していただきました。
カメラマンが言われていましたが、写真に電柱や電線を映らないようにしていると。福岡は電線を地下に埋めて
27話: 吃音Q&Aベーシック1-6/日本医事新報社とのコラボ
おはようございます。ニッチな吃音を専門とする医師の菊池です。
日本医事新報社のnoteに吃音Q&Aベーシック1-3と、4-6がアップされました。
私はQ&Aを作成するときに、最新のエビデンスに基づいた回答Aになっている方が良いと考えています。エントリー編は2009年以前のエビデンスで、他の書籍でも紹介した内容でした。
このベーシック編、その後のアドバンス編は2009年以降の論文に基づいた最新
26話: 吃音に対して取り組むSDGs
こんにちわ。吃音のある医師の菊池良和です。
昨今、企業でSDGs(持続可能な開発目標)に取り組んでいるニュースがありますが、世界で吃音に対するSDGsの論文は出ていないと思います。
私もSDGsを意識した発信をすることが時代の流れに乗れるかとは思います。
SDGsの17の目標のうち、吃音と関連する項目を抜き出しました。
4.質の高い教育をみんなに
4.5 2030年までに、教育におけるジェンダ
25話: 日本ではあまり知られていないSpeech easyの機械について
こんばんわ!ニッチな吃音の情報を発信する医師の菊池です。
3/22に日本医事新報社とのコラボ
『保護者からの質問に自信を持って答える!吃音Q&A』
note連載 第5回:小学校・中学校・高校で困る場面
が更新されました。良かったら、ご覧いただき、♡をクリックしていただけるととてもうれしいです。
また、note連載 第6回:電話ピラミッド,吃音軽減法
も、更新しました。
記事に書いていない話で
余談3: 2万PVとフォロワー1000人達成!
こんばんは!吃音のある医師の菊池です。
個人的な話なのですが、note開始1ヶ月で2万PV(ページビュー)を達成しました。11話長崎の吃音オンライン配信は企画物で、宣伝も多くしたので一番多くみられました。
それ以外は、21, 22, 23話と最近、力を入れて書いた内容がたくさんの方に見ていただき嬉しいです。なかなか、吃音の情報発信をしている方がそこまで多くないですが、100人に1人の吃音です。
23話: いくつ知っていますか?オーストラリアの吃音プログラムの地名
こんにちわ!ニッチな吃音の情報ばかり発信する医師の菊池です。
吃音の脳研究、遺伝子研究、薬物治療について、最も進んでいるのはアメリカです。しかし、吃音の実臨床については、オーストラリアのシドニーが最先端だと考えます。その理由は2つあり、一つはRCT(無作為比較試験)や臨床研究の指標であるフェーズという用語を用いて、科学的根拠のエビデンスを構築していることです。もう一つの理由は、オーストラリアは広
22話: 吃音の脳研究を始める人が知っていると良い情報
こんにちは!ニッチな吃音を専門とする医師の菊池です。
私は医学部を卒業したのは2005年。その当時は、日本で吃音者の脳研究を行おうという発想は一般的ではありませんでした。研修医を2年間終わり、2007年に九州大学の耳鼻咽喉科学に入局し、今後、吃音に関わる研究をしようと漠然と考えていました。
私の人生を変えるきっかけが、長澤 泰子先生を中心に、バリー・ギターの「吃音の基礎と臨床―統合的アプローチ
21話: 180度既成概念を変えたリッカムプログラム
おはようございます。ニッチな吃音の話題を提供する医師の菊池です。
〇〇プログラムという名前だと、〇〇さんという開発者の名前を想像するかもしれませんが、リッカムはオーストラリアのシドニーにある地区の名前です。下記の地図でリッドカムと書いているのは、Lidcombeなのですが、dを発音しないので、リッカムとしています。
下記、地図で、オーストラリア吃音研究センター(Australian Stutt
20話: 東日本大震災前後の吃音頻度の変化の研究
おはようございます。ニッチな吃音の話題を提供する医師の菊池です。
今日は3.11。10年前の3.11はとても衝撃を受けた東日本大震災が生じた日ですね。亡くなられた方のご冥福をお祈り、そのご家族の悲しみ計り知れないものと思います。
さて、吃音に話を移すと、2011年の音声言語医学会の発表で「震災が学齢期初期の吃音変動に与えた影響」の発表を思い出します。調べたら、以下、記録が残っていました。
元
19話: 幼児吃音に対するオランダのDCM法
おはようございます。ニッチな吃音の情報を発信する医師の菊池です。
今回も、吃音の専門的な話なのですが、まだ日本ではあまり知られていない情報ですので、紹介させてください。
昨日、幼児吃音臨床のガイドラインをグレードで見る方法をお伝えしました。その際に、DCMという言葉が出てきました。その方法について解説していきたいと思います。
1980年代から、幼児吃音のセラピーは、DCM(Demand capa