JW367 洞窟へ突入せよ
【桃太郎編】エピソード37 洞窟へ突入せよ
第十代天皇、崇神天皇(すじんてんのう)の御世。
讃岐(さぬき:現在の香川県)でも、賊が暴れていた。
鎮圧のため、女木島(めぎじま)に上陸した一行。
賊の根城(ねじろ)である、大きな洞窟(どうくつ)に攻め込むのであった。
サントス「目茶苦茶、硬い門じゃ! こんなの開けられるんか?」
タケ「よし! 私が、やろう! こんなモノ・・・こうして、くれるわ!」
タケの一撃で、門が破壊され、入り口が開かれた。
これを見て、賊の副将「ブルー」が叫ぶ。
ブルー「えええぇぇ!? 門が破られた?! なんちゅう怪力なんじゃ!?」
芹彦「よし! 皆の者! 攻め込めぇぇ!!」
ヤマト・讃岐・吉備連合軍「おお!」×多数
一気呵成(いっきかせい)に突入する軍勢。
この状況に、賊の大将「レッド」と軍師の「ブラック」が苦々しく唸(うな)る
レッド「ちくしょぉぉ! どうなっとるんじゃ?!」
ブラック「お頭! ここは、一旦、退(ひ)きましょう!」
ジュリアン「どんどん攻め込むんじゃぁ!」
ナビル「押せぇ! 押せぇ!」
賊たち「うわぁ! 中まで、押し寄せられとる!」×多数
激しい攻防の中、ついに、大将同士が対峙(たいじ)する。
タケ「汝(なびと)が、賊の大将じゃな?!」
レッド「如何(いか)にも! わしが、頭のレッドじゃ! いざ、尋常(じんじょう)に勝負!」
タケ「なにゆえ、このような乱暴狼藉(らんぼうろうぜき)を働く!?」
レッド「疫(やく)が流行(はや)って、喰いモンが無いからに決まっとろうが!」
タケ「もう疫は鎮(しず)まった! これからは、共に手を携(たずさ)えて生きる時ぞ!」
レッド「それくらい、分かっとる! ほんじゃけど、もう後戻りは出来ん・・・(´;ω;`)ウッ…。」
タケ「それは違うぞ! レッド! 私たちに降(くだ)れ!」
レッド「わしらは、地元の者に嫌われてしもうたんじゃ! ここが、わしの死に場所なんじゃ!」
タケ「愚か者ぉぉ!」
ザシュ!
レッド「わ・・・我(わ)が人生に・・・悔い無し! グフッ。」
ジョン「タケが、敵の大将をやったぜ!」
サントス「おたしは、猛烈に感動している!」
モモ「まだよ。賊の副将が逃げたみたい・・・。」
ロナウド「モモ様? もしや、神通力(じんつうりき)で、そんなことが分かるんか?」
モモ「その通りよ。副将の『ブルー』は、男木島(おぎじま)に逃げたみたいね。感じるの。」
猿王「フォースとか、気(き)とか、小宇宙(コスモ)とか、そういうヤツですな?」
ショーン「何を言いよるんか、さっぱり分からんけど、男木島って、何処(どこ)なんじゃ?」
男木島とは、一体、何処なのか?
次回につづく
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