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メニューにないものは注文できない話

占い師の父がまだ生きていた頃に質問したことがある。

「もし、自分の人生を自分が選んでシナリオを作って生まれてきているなら、なんで貧しい家庭に生まれてきたりするの?」

なぜ私がこんな質問をしたのかというと、父からは

「子どもはみんな親を選んで生まれてくるんだ」

と聞かされていたからだ。

医者になりたければ、医者の子どもの方が医者になれる可能性が高いし、政治家の子どもの方が政治家になれる可能性が高い。歌舞伎役者になりたければ歌舞伎役者の子どもがなれる可能性が高いというように運を味方にして人生のシナリオを書いてくるらしい。

ただ、運を味方にして生まれてくる人は前世に徳積みをしてきた魂に限るらしく、それにふさわしいメニュー(選択肢)が神様から与えられるらしい。

「あなたの親は、このメニューから選びなさい」

みたいな感じで。

その魂は自分の人生のシナリオ通りに生きられるのは、どの親を選べばいいか…と悩むらしい。

現実の世界でいえば、アメリカ大統領選挙みたいな感じだろうか。

「どちらかを選びなさい」という状況。

もしも、どちらも選びたくない選択肢が並んでいてもメニューにない注文はできないようになっている。
これは、現実の世界でもそういうシステムになっているのと同じだ。

与えられたメニュー(選択肢)が、あなたの魂レベルだと…

「貧しい家庭の親」
「刑務所に入るような親」

の2択だったら、どっち選を選びますか?
という究極の選択。

選びたくなくても選ばなければならない状況。

「どうする?どっち選ぶ?」

ということらしい。

だから私の質問に対する父からの答えは、

「『貧しい家庭の親』を選んだのは、神様が与えられたメニューにその選択肢しかなかったから」

ということだ。

これって究極の選択。

生まれる前から、人生って大変なんだな~と思った。

占い師の目からみると、生まれながらに運がいい人はいる。そうとう前世で徳積みしてきたんだろうなと思う。

というわけで、まとめ。

子どもは親を自分で選んで生まれてくる。
ただし、自分の魂レベルにちょうどいい親しか選べない。
究極の選択をして生まれてくる。
メニュー(選択肢)にないものは注文できない。

というお話でした。

最後まで読んでくださってありがとうございます。






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