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遥か昔。私がまだ17歳だったころ。 その頃の私は、20歳になると自分に価値がなくなると信じ切…
大人になるのがとても怖かった。 それは、僕が高校生の時、こんな言葉に出会ったからだ。 …
人生で初めて男に振られてからというもの、わたしは迷走していた。 失恋直後は何をしていても…
食べ物と記憶がセットなように、お酒と記憶も強く結びついている。 たとえば、わたしにとって…
交差点に立っていた。 わたしはどこへ行くか、それを迷っていたわけではない。ただひたすらそ…
酒が好きだ。 この感性を持っている人は自分の周りには多い。もっと簡単に言おう。酒飲みが自…
700mlのウイスキーボトルを2晩で空にする。はじめて恋をした相手は、そんな人だった。 彼の仕事が終わるのは、早くても深夜0時。 そこから自転車を二人乗りして、24時間営業のスーパーへ買出しに行く。 世間のみんなが寝静まると、わたしたちの時間がはじまった。 キイキイと耳障りな音をたてる古い自転車。 彼の背中に掴まって、蛍光灯で照らされた住宅街を抜けていく。 ◇◇◇ 深夜のスーパーには、昼間は姿を見せない人が集まってくる。 彼女の乗った車椅子を、楽しそうに押す彼氏。
“生きてるだけで、愛。” これは私の大好きな小説のタイトルである。 劇作家でもある本谷有希…
本日は、連載を持っている媒体の撮影へ。 初対面のカメラマンさんと小道具の見せ方を決めつつ…
「九月は台風で酒が飲めるぞ 酒が飲める飲めるぞ 酒が飲めるぞ」なんて歌があったね。まだ七…
「○○したことないの? 人生の半分、損してるよ」 この言葉を言われると、相手との心の距離…
眩しそうに曇る二月の 短さを埋めてはやれないが よくあるむずかしい歌詞ではなく、遠いどこ…
「まだ帰りたくない」が告白になるなら、「小腹が空いたね」でも気持ちが伝わればいい。 夜更…
あるエッセイを読んでいたら、「今晩の夕飯をチョコレートとウィスキーにしようと思ったら、なんだかとても楽しみな気持ちになってきた」という趣旨の記述に出会った。 夕飯がチョコレートとウィスキー。それはとても甘美な響き。 早速真似してみようと思いたち、明治の「ミルクチョコレートBOX」を買ってきた。ノーマルなものとミルクが多いものの2種類があって、しばらく迷ったのだがミルクが多い「ハイミルクチョコレート」にする。 26枚も入っているので、よしよし夕飯の前のおやつにと思って1つ食