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家族について本気出して考えてみた〜子宮と頭で考える②〜

私はアラサーの既婚女性。
子供はまだない。

私が妊娠を検討するにあたって、真剣に考えなくてはならないことを洗い出してみた。

・仕事を続けるのであればセーブできるか、もしくはキャリア面でのタイミング。
・年齢と身体面のこと(35歳を超えた初産は圧倒的にリスクを伴う)。
・私が産休育休の時期とその後の育児を叶える経済状況であるか。
・病院が怖いという気持ちが異常に強いので、内診やあの台に乗ると涙が出てしまうくらい苦手なことにどう対応するか(医者曰く、多分トラウマ)
・PMSとPMDD(ざっくり言うと月経前に体調や気分の波が激しくなりやすい)が辛いのだが、これは妊娠うつや産後うつのリスクが非常に高い。
上記を踏まえて、果たしてそれをバックアップ体制の整った環境があるのか。

具体的に言うと、
・夫の理解と実際の家事育児の分担ができるか(例えば長期出張が多い職業やハードワークすぎて育児家事に参戦できる状態ではないかどうか)。
・近くに頼れる親や親族兄弟などはいるか。
・他人であってもいざという時に助けてくれる人はいるか。

上記を考慮したうえで、子宮内膜症の治療のために飲んでいるピルを止めなくてはいけないので、ピルで抑えている症状がぶり返すことは想定内。その身体的負担に耐える体力と気力と覚悟があるか?

それを、肉体的な夫婦関係も希薄な夫に、勇気を振り絞って話してみた。
テレビから目を離さない彼の答えは「子供ができたらできたでなんとかするし、できてみないとわからない」
「どちらにしろ、あなたの問題が大きいんだから、医者に相談してみたら」。
他にも色々やりとりはあったが、正直、他人事だと思っていると感じてしまった。

子供を持つか持たないか(もちろん授かりものではあるが)というのは、人生が大きく変わると思うのだが、夫には、なんだか、他人の話のように聞こえるのかもしれない。

私は身近にキャリアの問題もあるし、体力、精神力の問題もある。どうしたって、他人事にはなれないのだ。

不妊治療の大変さは、最近だいぶよく聞くようになった。
だが、まさか、チャレンジをする前にこんなにハードルがあると思ってもみなかった。

授かれなかったら諦めもつくと思っていたが……甘かった。既婚で1歳児を抱える男友達は、そんなこと言ってたらいつまでも産めないでしょ、と言う。
それは確かにそうだ。

ただ、かつて子供だった私が、抱いていたあの気持ちを、自分の子供にはさせないでいられるだろうか。

そこに、毒親持ちについて回る、絡みつくようにつきまとう、そこはかとない恐怖。これをみないふりをして過ごせるのか……。

とりあえずできることをやる、そんな日々。
すぐに解決はしないこともわかっている。

これは私たち夫婦という新しい家族の、模索の記録である。

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