星井きなこ

エッセイスト・臨床心理士| 日々のことばやまなざしを大切にしています。読むことであなた…

星井きなこ

エッセイスト・臨床心理士| 日々のことばやまなざしを大切にしています。読むことであなたの身体がふっとゆるみ、ちょいと口角が上がってくれれば嬉しいです。

マガジン

  • エッセイのある日常。

    暮らしの中で感じる「ひっかかり」にフォーカス。デイリー記事より一歩踏み込んだ記事をお届けしています。わたしなりの意見や物の見方、感じ方を知ることで「こんな人もいるんだなー」と面白がっていただければと思います。 月に4つ記事をお届けします。

  • ブックガチャ

    毎月一冊の本をご紹介。テーマは「読むとふわっと心が軽くなる本」。やさしい言葉で書かれていて、読みやすい本オンリーです。自分ではなかなか手に取らない本の世界を体験してみませんか?

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    行きつけのカフェに置いてあるノートに書きつける感覚で、日々を綴っています。いろんなことを思いながらも今日がいい日だといいです。

  • 人との関係。

    人づき合いがめんどうすぎる。それでも・・時には人との関係で「生きててよかった」と思えてしまうことも知ってるから。あれこれ工夫するのみです。そんな試行錯誤の記録。

  • こころばかり

    話題にしてくださった記事たちです。 ご紹介ありがとうございます。

最近の記事

  • 固定された記事

はじめましてのご挨拶。

どもどもー。 今回は簡単な自分語りとマガジンの紹介をします。 【ストーリー】 幼いころから大人しい子でした。内で思うことはあるものの、それを表出することにあまり意味を見出せませんでした。詩人ルーミーの言葉を借りるなら「私は口を閉ざし100種類の沈黙であなたに話し掛けた」というのがぴったりです。けれども社会との距離が近くなるにつれ、そうはいかなくなりました。 だんだんと「コミュニケーションが苦手な人」というレッテルを貼り、一方では「そんなはずない」気がしていました。心理の

    • 近所のどーでもいいことが気になって。

      この頃夫の仕事は夕方からが多いので、それまでお互い自由に過ごしている。 その夫が、こんなおもしろいことを言っていた。 「昼に仕事行かなくなって、近所が気になるようになった」と。 この場合「あの人仕事行ってないんじゃないの?」とか「車いつもあるけれど何してるのかしら」っていう世間の目を気にして、ではなくって。 暮らしの中で感じる「ちょっとした」こと。 例えば、近所の習字教室の前に、迎えの車がずっととまっているのが気になる、とか、ガスの検針っていつ誰が来てるとか全然知ら

      • がんばりすぎて燃え尽きずに働きたいだけ。

        マガジン:エッセイのある日常。(2024.4 #4) 本の企画書を書くにあたって、バーンアウトについて調べてみた。バーンアウトとは、それまで熱心に仕事をしていたにもかかわらず、突然やる気をなくしてしまうこと、らしい。 だいたいわたしは「診断名」や「症候群の名前」に、強烈な拒否感がある。 つまり、診断されるのが大嫌いなのだ。症状に応じてなにか診断がつこうものなら、身体にポストイットを貼られるような感覚に陥る。すぐにぺりっと剥がしてくしゃっと丸めたくなる。

        • 自分の知ってることは、ほんの米粒ほど。

          4月22日(月)悩みを聴く器 何もしていないのに時間が溶けていく。明日の本作りに関する個別相談の準備をする。心理士時代のことを振り返っていた。「向いていない」というより「耐えられなかった」のかもしれない。そのことを認めようと思った。クライアントの悩みを聴く器が割れてしまったのかもしれない。 4月23日(火)少数精鋭のチームでの仕事もいいのかも 基本的には人と話すのはめんどーなのだが、やっぱり場や人によって全然心持ちが違うことを実感する。一人で仕事がする方がラクだと思っていた

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        はじめましてのご挨拶。

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        • こころばかり
          7本
        • 人気記事まとめ-2023-
          15本

        記事

          楽しく書ける日もそうじゃない日も。

          note読み続けたら「この人、いま記事書くの楽しいんだな~」ってなんとなーく感じるようになりました。 そういう記事を目にすると羨ましくもある。そして自分に目を向ける。 「わたしは、こんなにも楽しそうに書けてる?」 答えは、そうともいえるしそうでないともいえる。だからと言って「楽しそうに書かなきゃ!!!」とか「楽しく書けないわたしって・・」なんてもう言わない。現状把握できればよし、とする。 そんなことより大事なのは、淡々と書き続けるのみだとやっと実感してきた。楽しかろう

          楽しく書ける日もそうじゃない日も。

          絵本が働くことの本質を教えてくれた。

          BOOK GACHA #3(2024.4) 4月はこんなときに読みたくなる本をご紹介します。 ◎発想の転換を目の当たりにしたいとき ◎はたらくって何だ?を考えたいとき ◎はたらくことへの意識を変えたいとき 新年度がはじまりなんだか気忙しい・・という方もおられるかもしれません。そんなときはさくっと読めて「ふふふ」となりましょう。 今月は絵本の紹介です。 絵本だからってあなどっちゃいけません。 大切なことをたくさん教えてくれます。 自分のまなざしだけでなく、この本のまなざ

          絵本が働くことの本質を教えてくれた。

          呼吸するのが待ちきれないっ。

          呼吸するのが待ちきれないっ。

          悩みが解決しないと先に進めないと思ってた。

          そう思ってたフシがあるなーって。 小さいときから、悩みがちな人間だったと思います。気にしいっていうんですかね。常にモヤモヤしてるような。それをなんとか解決しようと思って、心理学を学んだりカウンセリング受けたりしてきました。 すぐに解決できるんなら、わざわざカウンセリングまで行かないですよね。というのも、モヤモヤを「ある」から「ない」にするのが目的だと思ってたんです。そうじゃなきゃ前に進めないと思い込んでたんです。なので、ずっと足止めくらってんなーみたいな感覚がありました。

          悩みが解決しないと先に進めないと思ってた。

          ゴッホをみていて「価値」がわからなくなりました。

          【マガジン:エッセイのある日常。(4月 #3)】 動くゴッホ展へ行ってきました。 たしかに動いてましたよー。 瞬きしてる絵とか、ハリポタの世界みたいでおもしろかった。 生涯で一枚だけ売れたというゴッホの絵。 人生に幕を閉じてから、有名すぎるほどの画家となった。 ・・・ゴッホに思いを馳せるとき「やっぱり生きてる間に多くの人に見てもらいたかったんじゃないか」と思う。けれども、生きてるうちには売れなかったという・・このストーリーがあまりに印象に残る。美化されてる・・というか

          ゴッホをみていて「価値」がわからなくなりました。

          店にあったプロ野球チップスを買い占めてきた

          4月15日(月)ご当地のものは、そこに行って買うのがいいんでしょ~ 誰も知ったこっちゃないが、お腹が減っている。最近、阪急で全国各地のおいしいおやつを売っているコーナーがお気に入り。ご当地のものは、そこに行って買うのがいいんでしょ~って感じなのだけれど、もう全国どこでも買えるものも多いし気にせず購入している。最近みつけた好物は『土佐日記』。あんこが餅で包まれていて、外側は何かがまぶしてある。おいしい。ちっこいので、もうひとつ頂きたくなる。もうストックがなくなったので、しばらく

          店にあったプロ野球チップスを買い占めてきた

          ことばにする日もしない日も。

          ことばにする日もしない日も。

          わたしは読書が好きなのか?

          どーですか? みなさんは好き?読書。 最近この質問を受けまして「う~~~ん」と頭を悩ませてしまいました。「これって、好き・・・なのか?」と。 たしかに本は生活とともにあります。今ここで書いている空間にも、本が積みあがっております(数えてみたら15冊机の上にあった)。 それでも「好きか?」と言われると、やっぱり困ってしまう。 「好きというか、なんというか・・・」 なんだろ?当たり前に「いる」存在なのかなー。 わたしは、最初から最後まで読み通すことはあんまりないです。

          わたしは読書が好きなのか?

          こんなにも心が動くアプリが好きです。

          何だと思います? はい、メルカリです。 いや実は、ちょっとしたトラブルがあったんですよね~。何かって、商品が売れてゆうゆうメルカリ便で送ったんです。画面上ではすでに配達済みになってるけれど、購入者の方から「届いてないんです。ちょっと問合せしてみます」と、メッセージいただいて。 それを目にした瞬間、ざわざわざわざわ・・。 一瞬にして、色んなこと思うわけです。 「別の方と間違えて送ったのかしら」 「ちゃんとポストいれたよね?」 「バーコード読み込み、大丈夫だったよね・・

          こんなにも心が動くアプリが好きです。

          ずっと見たかった景色はあなたが見ていた。

          ずっと自分だけの城を築いてきました。 その姿をこの目で見ようとしていましたが、部分的にしか見えません。 けれども自分以外の人たちは、その全体が見えているようです。 じゃあ、目を向けてくれる人たちに聞いてみよう。 「わたしってどう見えてるの?」 そしたら教えてくれるでしょう。 あなたの知らないあなたのことを。 ずっと欲しかった応えを。 おしまい。 ▼マシュマロはこちらから ▽マガジンやってます。ぜひお立ち寄りください~。

          ずっと見たかった景色はあなたが見ていた。

          書くのは料理するのと一緒。 すでに自分の中にあるもので書けるといい感じです。 もう冷蔵庫にあるもので一品作れると嬉しいじゃない。

          書くのは料理するのと一緒。 すでに自分の中にあるもので書けるといい感じです。 もう冷蔵庫にあるもので一品作れると嬉しいじゃない。

          「人の役に立ちたい」はどこかで聞いた誰かの言葉。

          4月8日(月)本をだすことへの憧れ 「自分が本を出すなら?」の問いをたてて随分経つのだが、なかなか定まらない。本をだすことに、やはり憧れがある。けれども肝心の「内からでてくる声」が聞こえない。わたしは何を書けばいいんですか?・・そうやって誰かに尋ねたくなる。 4月9日(火)長く居続けたいので、気を付ける 特に有料でのマガジンをはじめてからだと思うけれど、フォローを下さる方や購入してくださる方のページにいくことが増えた。そして共通点を探ろうとし「みんな」が喜んでもらえるような

          「人の役に立ちたい」はどこかで聞いた誰かの言葉。