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【大河ドラマ】鎌倉殿の13人 第29回「ままならぬ玉」感想

こんばんは。
7月31日放送の鎌倉殿の13人第29回の感想と解説です。
過去の鎌倉殿感想記事は下記よりどうぞ。

とりあえず今回残念だったのは私が好きな越後城氏の乱が全面カットされたことですね(笑)
いや、ま~、わかってましたよ?
乱の主要人物はこれまでドラマには一度も登場してないし、マイナーだし、板額御前は巴御前と完全にキャラが被ってるし。

あらためて簡単に解説しておくと、源平合戦では平家方でありながら梶原景時の取りなしによって御家人となった越後国の城氏が後ろ盾だった景時が討たれたことで追い込まれ、挙兵した事件です。
京と越後の2か所で騒乱が起きるというなかなか大規模な乱。
過去に解説記事書いてますので是非お読みください。

ドラマのメインストーリーで重要な点は2つ。
1、鎌倉殿・頼家が自身の後継者に、比企氏の血を引く一幡を選んだこと。
2、比企氏とのパワーゲームにおける対抗策として北条時政とりくが千幡(源実朝)を鎌倉殿とする動きを本格化させたこと。

こうして3代目鎌倉殿候補が具体化したことで、御家人間抗争がより激化していくことになります。

越後城氏の乱だけでなく、栄西の鎌倉招聘もカットされましたね。
栄西は将軍家と密接なつながりを持つ僧ですが、ドラマには登場しないんですかね?
頼家が栄西を招聘したことはこの後の幕府の仏教政策を大きく左右することになる重大事なんですけどね。
栄西招聘については下記参照。

29回では登場しなかった後鳥羽院。
この時期の後鳥羽院の活動をまとめた記事が下記です。

今週で頼家が一皮むけて成長しましたが、頼家政権の終幕はそう遠くない話なんですよね……

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