皆さんは、自分の思考や感情が、どれだけ体（身体）に影響しているのか？

考えたことがあるでしょうか？

自分が毎日、何を考え、何を思い、何の行動をとっているのか？

この毎日のことが、体を健康にし、心も豊かにする。

しかし、自分の思考や思いが陰に入り、人を疑い、不安になり、それによって外にも出たくなくなってしまったとしたら…

人の体は蝕まれていきます。

※東洋医学では、感情と臓器が直接関係していると言われています

それが、めまい、ふらつき、耳鳴り、頭痛など様々な症状を起こしてしまうことも実は多い。

私たちは、長年、心が不安で、人を信じられないことがあるだけで、このような身体の症状が起き始めます。心と体のバランスがもっとも大切なのは、この為です。

体の健康だけでもダメで、心の健康だけでもダメ、、、

人間とは、こんな特性があります。

それは、人が何を考え、どんなことを思い、どう行動に移すかで、人と関わることで起きる、人間関係が変わってくるから。

思考、思い、行動で、人の人生は変わっていく。そして、これが長い年月をかけて、体にも大きく影響していく。

前回お話ししたように、彼らを施術し始めた。

それによって、僕は彼らのことを少しずつ知っていく。

（僕の知らない世界）

僕は僕の人生の歴史があるように、誰でも一人ひとり人生の歴史があります。

僕は、この仕事をしてこなかったら、人の人生を生で聴き、実際にその人の人生の一旦を垣間見ることは、なかったと思う。

このお二人が生きてきた人生は、僕が知っている世界とは、まったく違う。想像もしていなかった世界に生きてきた人達だった。

ここでお伝えできる範囲で、お話しをすると、お母さんが大きな会社のお妾さんだったり、幼い頃に性的な怖い思いをしていたり、子供の頃に知っている人の衝撃的な死を目の前で見てしまったり…

幼少の頃に、見てはいけない、あってはいけない体験をたくさんしており、子供にとっては、とても残酷な時期を過ごしてきたことを知りました。

彼らが、施術の最中に話してくれたことを今でも覚えています。

それは、僕が彼らの症状の根本原因が、感情の問題にあることがわかり、

その施術の最中に、幼い頃の出来事、思いを話してくれたことを。

僕は、幼少期の頃のことが、大人になって大きく体に影響することを、今までの他の患者さんの臨床の経験で知っていました。

※僕はそのために、今でも感情の解放という施術方法も行っている。

自分で拭い去れない過去の記憶の感情（多くがネガティブな感情）や自分でも思い出せない、覚えていないような過去の感情をなくすことで、その人の様々な症状がなくなっていく。

体の問題は、必ずしも体の問題から起きているのではなく、心の問題から出起きる。それは、過去の感情の思いが残っていることも多いからだ。

また、心の問題があるからといって、心の問題だけをケアしても完全に良くならないこともある。

それは、体（身体内部、各臓器、腸など）の問題も心や精神の問題を起こすこともあるからだ。

僕は、こうして彼らの深い部分を知っていくことで、どんどん深みにハマっていくのを感じながら、親密になっていった。

どこかで歯止めをつけないといけなかった…

しかし、使命感と責任感、どうにかしてあげたいと思う気持ち、結果を出すこと。自分の目標に掲げていた、突き抜けること。

いろんな感情が混じりながら…　自分の限界へチャレンジしたい気持ちを優先した。

しかし、その結果、自分でも思っていなかった方向に行くことになる…

つづく…