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人の思いは伝搬する

皆さんは、他人のネガティブな思いや感情について考えたことがあるでしょうか?


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他人の感情なんて、自分には関係ない。

と思っている方もいると思う。


しかし、こんなことが、今、実際に起きている。


・電話で相手の愚痴を聞いていると具合が悪くなってきた

・オンラインでもネガティブな話を聞いていると疲れてくる

・長文の自分の不満が書かれたメールを読んでいると、気分が悪くなってきた…


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電話越しでも、オンライン上でも、メールでも。。。

離れていて、目の前にいないのに…


人の思いを感じ取ってしまう人は、こうした影響を受けやすい。

だから僕は、患者さんにも、友達にも、知り合いの人にも、


・人との会話に注意して下さい。

・自分がいつもどんな人と一緒にいるのか?これもちゃんと考えて下さい。

と言っている。


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人の思いや感情というものは、それくらい、人に伝搬する

直接一緒に居れば、その影響は自分が思っている以上だ。


僕が、この奥さんと一緒に行動を共にしたことで、どんどん自分が蝕まれていくことを感じていた。


(人を観察している)


僕が、病院までの電車、バスの経路、時刻、すべて調べ、奥さんを連れていくことになった。

これも奥さんの要望だった。


すべて事細かく、情報を把握していることを求められた。

すべてを把握していないと安心できない。


これが彼女の特徴でもあった。


僕は、旦那さんへの罪悪感があるために、彼女の無理な要望も聞くようになっていった。。。


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彼女は、次第にエスカレートしていき、僕を殴ったりすることもあった。

人格が変わったかのように、一変する瞬間があるのだ。

 

一緒にいることが苦痛だった。


しかし、僕は、彼女と行動を共にして、彼女という人物を観察することで、精神疾患の人の行動を一部始終、垣間見ることになった。こういう方々が、どれだけ社会と適合することが大変であるか、それを知ることになった。


これは、今も貴重な体験だったと思っている。

それは、自分が想像できないくらい、人はかけ離れた思考をしている。これが、わかったからだ。人に対しての許容範囲が広がった。


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行動や話をしている言動を聞いていると、普通の人とは、関係が保たれないことも理解できた。親戚とも絶縁状態だということもよくわかった。普通の人と関わったら、トラブルがすぐに起きてしまうのだろう。


そして、

とにかく、人を事細かく観察している


この人はどんな人なのか。見ている。

僕らが思っているようなことを考えていないのだ。すべて気にくわない思考になっている。自分が安堵な気分にいることが極端に少ないのだ。

おそらく、一人でいる時が、唯一安堵な気分でいられるのだと思う。


一緒にいることで、ネガティブなエネルギーが僕に入り、自分が自分でなくなっていく感覚を感じていた…

つづく…




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