イスラエルがガザ地区での攻撃を再開した。ハマス側の停戦合意違反を理由にしているが、詳細はよく分からない。ドバイで岸田首相はイスラエルと首脳会談を行い、ハマスを非難して停戦合意にも支持を表明していた。日本の戦後政治を考えれば、米国と歩調を合わせなければならないのだろうが、今回の戦闘は一方的だし、国際的にもイスラエルへの風向きは悪い。こういう場面で画期的な動きができれば支持率も上がるだろうにと思う。それでも、小泉純一郎元首相に長期政権の秘訣を「アメリカに逆らわないこと」と言わしめたことを考えれば、未だに日本は米国の意向を窺うしかないのだろう。もの言える国家になるには、独自に軍事力を持つ必要もあるだろうし、核武装の話も議論しなければならないだろう、もちろん改憲が必須だ。さらに、米国主導の経済資本主義の問題が根っこにあることは間違いない。グーグル、アマゾン、スターバックス、マクドナルド、ディズニー……これらの大企業抜きに現在の生活環境を維持できるのかと言えば、甚だ疑問だ。それでも、そういうことを一から考え直さなければならない時代になっているのだろう。