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"大衆感覚" ってものをどれぐらい理解してる?

これを読んでいるあなたは、倹約家なタイプですか?それとも散財屋ですか?

私はどちらかというとかなりケチなタイプです。

10代のときに一度ものすごい貧乏を経験したことがあるんです。そのせいか、貧困時代を抜け出して以降は「1円たりとも無駄にお金を使いたくない!」という気持ちが強く働いているんですよね。

親戚やきょうだいからも、お姉ちゃんは本当にケチだとよく笑われてきたものです。

がしかし。

上には上がいるもので、世間を見渡してみると私なんかよりずっとお金に細かい人がいます。

それをいちばん実感したのは、夫が経営していた飲食店で働き始めてからのことでした。住宅街にほど近い庶民的なそば屋にくるお客さまは、かなりお金にシビアな人が多かった。

詳細は後述しますが、こうした小さなお金に厳しい人たちの心理や価値観を知ることは、実は一般大衆を相手にビジネスをする上でめちゃくちゃ必要なことなんです。

なぜなら、そういう人たちって別にぜんぜん珍しい存在ではなく、むしろ多数派と言ってもいいぐらい実は大勢いるからです。

300円引きクーポンを5年間キレイに保存していたお客さま

そんなことを思い出させてくれたのが、こちらのつぶやきでした。少し書き出してみます。


飲食店を2ヶ月経営してみての感想
→庶民との金銭感覚の違いを痛感した
庶民は一回の会計が3000円から4000円に変わるだけで全く違った印象になる。 数百円のドリンクが一杯無料になるだけでGoogleのクチコミを書く。

→俺からすると考えられなかったが、実際は結構皆やる
・煮玉子無料券が財布に入っているだけでそのラーメン屋に足を運ぶ
・ポテトのLが190円になってるだけでマクドに行く

今ではクーポン券なんてめんどくさいから絶対貰わないし、1000円かけてでもポテトのLをウーバーイーツで頼むし、コンビニにある商品なんて全部無料感覚で買ってる。 もはや"お金が減る痛み"よりも"財布を出すめんどくささ"の方が勝ってる

でも庶民はそんなことまずない。 100円の自販機を見つけただけでラッキーだと感じる。この感覚は思い出さないといけない (以下略)
(改行と太字は筆者による)

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