取引先との関係は軽視できないって話
ーーこれからは顧客との関係性がより重要となる。
近年さかんに耳にする言葉です。
人口は減っていくわ、消費者はものを買わないわ、買うにしてもみな好みがバラバラで、ヒット商品が生まれにくい。だからいちど顧客になってくれたお客さまとはしっかり関係を構築し、囲い込む必要があるというのがその理屈です。
私はマーケティングのプロではないのではっきりとしたことは言えませんが、おそらくその考え方、方向性じたいは間違っていないのでしょう。
では逆に、取引先との関係性はどうでしょうか。
皆がお客さまとのコミュニケーションに躍起になる一方で、仕入れ先などとの関係性を重視している人はどれぐらいいるのでしょうか。
比べてみて初めて、ネット取引が不便だなと感じた
インターネットの発達によって、地方からものを取り寄せたり、求人募集をネットで完結させたりと、あらゆる作業が簡便になりました。
一方でその便利さと引き換えに失ってしまったのは、取引先とのコミュニケーションです。
こうやって書くと、なぜ取引先とコミュニケーションを取らないといけないのかと思う人がいるかもしれません。
あるいはすでに仕入れも求人もネットを通じて行っているけど、不便を感じたことなんてないと思う人もいるかもしれません。
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