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【衝撃】1960年代映画にパーカーが普段着として登場!

こんばんは。
今回は、「非行少女ヨーコ」(1966)の衣装について。

白黒の作品なのですが、当時の若者文化を描いていたり、寺山修司が(少しだけ)出演したりしていて、見どころのある作品です。

ただ、特段面白いと感じはしなかったです。

それではスタート!


「非行少女ヨーコ」(1966)の基本情報

製作年:1966年
配給:東映
形式/時間:白黒/85分
監督:降旗康男
出演:緑魔子、谷隼人、石橋蓮司 他


緑魔子主演の若者映画。家出した少女が東京に出て仲間と出会い、クsuリに溺れていく話。

ラストは意外にサッパリとしていて、イヤな後味はなかったです。

驚いたのが、この作品では緑魔子がフード付きの服をふだん着として着ている点。

わたしは、60年代中心に1950年代後半~1972年の日本映画を600本以上観てきましたが、かなり珍しいことです。


パーカー、フード付きワンピースが登場!



1960年代映画の衣装において、パーカーを普段着として着ているのを見たのは、今作が2度目です。

(↓一度目)


そのくらい、パーカーふだん使いはレアです。この時代、パーカーは❶海で着る服トレーニングで着る服 です。

❶は海での日焼け対策や防寒のため、❷はボクシングのトレーニングのときに着るもの 。

あと、(いろいろなワンピースを見てきましたが)この年代でフード付きワンピースを初めて観ました。


今回、若者映画ということで、衣装担当者が意識して(攻めて)フード付きの服をチョイスしたんじゃないかなと。フード付きの服が2パターンでてきたのを初めて観ましたし。

ごくまれに、衣装のチョイスが絶妙な作品に出会えるんですよね。他の作品だと、「夜の牙」(1958)も変わってるなと思いました。



さいごに

今回は、「非行少女ヨーコ」(1966)の衣装を紹介しました。

✔︎︎︎︎パーカー&フード付きワンピースが作中に登場

✔︎︎︎︎1960年代、フード付きの服をふだん使いするのはかなり珍しい

✔︎︎︎︎衣装担当者が意識して、攻めたチョイスした?


ひさびさに60年代映画でパーカーを観れて満足です。

ではまた。


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